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「あなたはもう限度額に達しているので、これ以上は加入できません」
お子さんの学資保険に入ろうとしたら、上記のように言われることがあります。
これは、あまり知られていないことですが・・・
子供(未成年)にかけられる生命保険には、実は上限があるのです!
今日はこの限度額について、顧客数8,000人を超える保険代理店がお伝えしましょう。
未成年の保険の限度額
15歳未満の未成年者の場合・・・
生命保険や傷害保険でかけられる金額は、1,000万円までと決まっています!
この「1,000万円」というのは個別ではなく、合計としての金額です。
したがって、保険会社や保険の種類を変えたとしても・・・
合算で1,000万円となれば、それ以上の保険に入ることはできません。
これは「災害割増特約」などの特約も含めての金額です。
基本の保険金は200万円だけど、災害死亡では割増で400万円になるという場合・・・
この保険は「200万円」ではなく、「400万円」として計算されます。
限度額はチェックされる
限度額を超えていることを黙って、保険に入ろうとしてもムダです。
保険会社の方がしっかりとチェックを行うので、絶対に拒否されちゃいます!
なぜなら生命保険協会には、「契約内容登録制度」というものがあり・・・
誰の保険が通算でいくらになっているか、分かる仕組みになっているからです。
なぜ限度額があるのか
なぜこのような限度額があるかというと・・・
お金のために、子供を殺す人が出てくるのを防ぐためです!
例えば平成2年、群馬県で父親が子供を殺害する事件が発生しました。
10歳の次女を雑記林まで連れて行き、首を絞めて殺害したあげくに死体を遺棄したのです。
その子供には3年前に、2,000万円の保険が掛けられていました。
父親は保険金を借金の返済にあてようと、計画的に犯行をくわだてたみたいです。
このような悲惨な事件が、もう二度と起こらないよう・・・
平成20年から、未成年者には必要以上に保険をかけられないようになっています。
学資保険に入るときは注意
この限度額は「学資保険」も対象となってくる可能性があります。
なぜなら、学資保険には「死亡保障」が付いているものがあるから!
たとえば、お子さんに万が一のことがあった場合・・・
それまで支払った保険料が、全額返ってくるような保障が付いています。
また死亡保険金として、まとまった金額がもらえるものもあるのです。
こういった学資保険は、この「限度額1,000万円」の範囲に入ります!
なのですでに子供を生命保険に入れていたりすると、学資保険には入れなかったりするのです。
かんぽ生命は700万円まで
また、独自の限度額を設定している保険会社もあります。
たとえば、かんぽ生命(郵便局)の学資保険は700万円までです!
もちろんこれは、他の保険にも影響してきます。
かんぽ生命で上限700万円の保険に入った場合、他の保険会社では300万円までしか保険に入れないのです。
かんぽ生命だけ別枠で、700万円というわけではありません。
代わりに生命保険を使おう
「限度額に引っかかって、学資保険に入れない」という方へ。
学資保険の代わりに、両親が生命保険に入りましょう!
両親の生命保険なら子供の限度額は関係ないので、いくらでも積み立てることが可能です。
またその他にも、生命保険の方が色々とメリットがあります。
参考:学資保険はおすすめしない!生命保険で教育費を貯めるべき理由
くわしくは、私たちハロー保険にぜひご相談ください!
それぞれのお客さまの状況や要望をしっかりと聞いた上で、その人に合った提案をしますよ。
まとめ
子供にかけられる生命保険は、合計で1,000万円までと限度額が決まっています。
これは、保険金目的で子供を殺害する人が出てくるのを防ぐためです。
学資保険もこの上限に引っかかってくることがあるので、保険加入の際には注意しましょう。