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自動車保険の「弁護士費用特約」について、お客さまからこのような質問を受けます。
しかし実はこれ、けっこう使えるサービスなんですよ!
今日は自動車保険の弁護士費用特約について、顧客数8,000人を超える保険代理店がお伝えします。
また実際に使って役に立った事例も、あわせて紹介しましょう。
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弁護士費用特約とは
弁護士費用特約とは、もしものとき弁護士を無料で利用できるサービスです!
弁護士に頼んだり、法律相談したときの費用を保険が払ってくれます。
事故でケガをしたり、財物に損害を受けたりして損害賠償を請求するときに使えますよ。
その補償額は、保険会社によって異なります。
ちなみに、東京海上日動火災保険だと「300万円」が限度額です。
弁護士費用特約(自動車事故型)はご契約者のお車の事故に限定して、1事故について補償を受けられる方1名あたり300万円を限度に保険金をお支払いします。
ご契約のお車での対人事故における刑事事件等の対応を行う場合、1事故について補償を受けられる方1名あたり150万円を限度に保険金をお支払いします。
ちょっとした交通事故の賠償問題であれば、十分にまかなえる金額でしょう。
家族も補償対象になる
自動車保険の弁護士特約は通常、家族が運転しているときに発生した事故にも適用されます!
家族の範囲について、具体的には以下の通りです。
・配偶者
・本人または配偶者の同居の親族
・別居の未婚の子
また弁護士特約には通常、年齢制限がないのが一般的です!
つまり自動車保険に「26歳以上」など年齢制限があっても、弁護士特約には関係ありません。
家族の中に若年者(たとえば20歳)がいても、弁護士特約は適用されます。
ただし弁護士特約の詳細な条件は、保険会社や契約内容によって異なります。
具体的な条件や補償範囲など、くわしくは保険会社にお問い合わせください。
弁護士特約を使うパターン
この特約を使うパターンは、主に以下2つが多いです!
・もらい事故
・無保険事故
ではそれぞれについて、以下でくわしく説明しましょう。
もらい事故
「もらい事故」とは、こちらがまったく悪くない(相手の過失が100%)事故のことです!
例を挙げると、以下のようなもの。
・停車中にぶつかってきた
・自宅の塀にぶつかってきた
・信号無視でぶつかってきた
なぜ「もらい事故」のとき、弁護士費用特約を使うことが多いのか?
それは、自分の保険担当者に交渉の代行をお願いできないからです!
もらい事故の場合は相手が100%悪いので、自分の保険を使うことがありません。
すると、自分の保険担当者を交渉に出すことができないのです。
これはもう法律で、そのように決まっています。
したがって「もらい事故」の場合は、自分が相手の保険担当者と交渉しなければいけません。
そんなときに「弁護士費用特約」を使えば、弁護士に交渉の代行をお願いできるのです。
自動車保険の賠償事故のうち「もらい事故」の割合は約3件に1件!
「もらい事故」の被害者になることって、けっこう多いのです…
無保険事故
「無保険事故」とは、加害者が任意保険に未加入の事故のこと。
なぜ「無保険事故」のときは、弁護士費用特約を使うことが多いのか?
それは、無保険車への賠償請求は法的手段に頼るパターンが多いためです!
無保険の人は、賠償するための十分なお金を持っていない可能性が高いです。
そもそも保険料が払えないから、無保険なわけですしね。
この場合、過失割合に関係なく示談交渉は難航しがちです。
適正な賠償額が示されないだけではなく、そもそも支払いそのものが滞ってしまう可能性もあるでしょう。
こうなったとき、被害者側は自身の損害を適切に賠償してもらうため法的手続きを取らざるを得ません。
弁護士特約に入っていると、この法的手続きを弁護士に依頼するための費用が補償されるのです。
調査によると、対人賠償保険の加入率は75.1%、対物賠償保険の加入率は75.3%となっています。
つまりドライバーの4人に1人は自動車保険に入らず、車を走らせているのです。
弁護士に任せるメリット
事故の交渉を弁護士してもらう主なメリットは、以下3つです!
・治療に専念できる
・日常生活を続けられる
・賠償金が増える可能性がある
ではそれぞれについて、以下でくわしく説明しましょう。
治療に専念できる
ケガを負わされた場合、治療を受けながら事故の交渉を行うことになります。
これは肉体的にも、精神的にもツラいですよね…
弁護士に交渉をお願いすれば、自分はケガの治療に専念することができます。
日常生活を続けられる
損害賠償の請求など、法律が関わる交渉は面倒くさいものです。
平日の昼間に何度も電話がかかってきたり、裁判所に行ったり…
そこを弁護士にお願いできれば、自分は普段通り仕事や家事ができるのです。
賠償金が増える可能性がある
もし交渉の相手が弁護士などプロの場合、良いように言いくるめられることがあります。
しかしそこを弁護士さんにお願いすれば、適正な金額でキッチリ交渉を行ってくれるのです。
したがって自分で交渉するよりも、もらえる賠償金は増えるかもしれません。
火災保険との違い
弁護士費用特約は火災保険にもあります。
参考:自動車保険に弁護士特約は必要ない?実際に使ってみた事例
では自動車保険と火災保険で、何が違うのでしょうか?
自動車保険の弁護士費用特約は、事故が契約車両に限定されることが多いです!
一方で火災保険は日常生活での事故もカバーしている場合が多く、使用範囲が広く設定されています。
たとえば、以下のような事例ですね、
・歩行中に自転車にぶつけられケガをした
・バッグを盗難された(加害者が判明しているケース)
・マンションの上の階で水漏れが発生し、洋服が汚損した
参考:https://www.tokiomarine-nichido.co.jp/
ただし自動車保険でも、日常生活の被害までカバーできるものがあったりします。
また火災保険も車両に搭乗中の事故は適用されないものがあったりするので、確認が必要です。
弁護士特約の注意点
弁護士特約はもしものときに強い味方になりますが、注意点もあります。
それは主に、以下3点です!
・契約が重複する可能性が高い
・弁護士が選べない可能性あり
・利用するのに事前承認が必要
ではそれぞれについて、以下でくわしく説明しましょう。
契約が重複する可能性が高い
弁護士費用特約は一般的に、家族も補償の対象として含まれます。
したがって家族の誰かが契約していれば、ほかの家族が契約する必要はありません!
重複して契約している場合は保険料がムダなので、どちらか一方を解約しましょう。
複数の保険に弁護士費用特約を付けても、複数から保険金を受け取ることはできません。
お互いが入っていることを知らずに、重複しているパターンは本当に多いです。
弁護士が選べない可能性あり
弁護士特約では保険会社が推奨する、または指定する弁護士を使用することが一般的です。
したがって自分の選んだ弁護士だと、補償対象にならない可能性があります!
これは保険会社が弁護士や法律事務所と契約を結んでいて、既に確立した関係を持っているからです。
もしくは、事故に対する専門知識を持っている弁護士を推奨することもあります。
弁護士選びに苦労しない反面、自分が信頼する弁護士に依頼したくてもできない場合があるでしょう。
利用するのに事前承認が必要
弁護士費用特約を利用する際、事前に保険会社に連絡して承認を得る必要があります!
これは保険会社が補償範囲を確認し、適切な支払いを行うための手続きです。
事前に承認を得ないで弁護士に委任した場合、保険会社はその費用を補償しない可能性があります。
できるだけ早く交渉を進めて、なるべく早期に解決したいという気持ちはあるでしょう。
しかし余計な費用負担をしたくないのであれば。きちんと事前に承諾を得てください。
弁護士特約の加入率
保険会社やプランによりますが、自動車保険には弁護士特約が自動的にセットされるケースが多いです。
そのため、弁護士特約の加入率は高い傾向にあります!
データを公表している保険会社によれば、約60%近くのドライバーが加入しているとのこと。
家族で複数台の車を持っていたりなど、弁護士特約を重複して加入する必要がないこともあります。
そのため、実際の弁護士特約の加入者数は公表されているデータ以上の可能性もあるでしょう。
弁護士特約を使った事例
最後、実際に弁護士特約を使って役に立った事例を紹介しましょう!
まずは弁護士に相談した結果、過失割合が有利になった話です。
参考:いつ決まる?誰が決める?自動車で交通事故した時の過失割合
これから「交通事故で弁護士特約使って弁護士に処理を依頼したらものすごく助かった」話をします。
— のーないすこうぷ (@nonaiscope) 2018年12月21日
事故の内容はもらい事故。当方は可能な限りの回避行動をとっているので非難される覚えはないと思っていたけど、10-0案件でもないだろうし、さてどうしたものかと保険会社に相談。
当方保険会社「10-0っぽいし、うちでやれることなさそうです」
相手方保険会社「5-5です」途方に暮れたよね
— のーないすこうぷ (@nonaiscope) 2018年12月21日
この時点で自分の保険会社含めて「お前らの言うことなんて何一つ信用できん」って状態だったので、法律に明るい友人に相談し、弁護士を紹介してもらう。そして、当方保険会社に「納得いかないので、特約で弁護士を選任しました。よろしく」とだけ連絡。保険会社に電話したのはこれで最後。
— のーないすこうぷ (@nonaiscope) 2018年12月21日
以後、弁護士とは一度面談をしただけで、あとは何一つ生活に影響なく交渉は進む。修理も見積もりを見せたら「絶対通ります。出しちゃってください」と太鼓判押してくれたので、安心して決着前に修理出せた。もちろん相手からの文句はなかった。
— のーないすこうぷ (@nonaiscope) 2018年12月21日
相手からの文書はすべて弁護士が解説つけてから転送してくれるし、相手の見積もりで微妙な部分があった際は、あらかじめケチつけてくれていたし、最後は「これはこういう理由で修理必要だと思います」とすべての項目で説明してくれたので、こちらも納得して相手の見積もりを受け入れられた。
— のーないすこうぷ (@nonaiscope) 2018年12月21日
何より、忙しい仕事の合間、苦手な電話応対を一切することなく、定期的にメールで進捗状況を確認するだけで交渉が進んでいくことが本当によかった。感情に絡んだストレスためるのが一番鬱陶しいし。
— のーないすこうぷ (@nonaiscope) 2018年12月21日
最終的には9-1で決着つきました。この話は以上です。弁護士特約、弁護士特約を付けるのです。そして、プロに任せるのです。
— のーないすこうぷ (@nonaiscope) 2018年12月21日
この方は弁護士特約を使えて、本当に良かったですね。
ちなみに「保険会社の対応が悪い」というのは、私たちハロー保険のような代理店をかませることで解決できますよ!
参考: 自動車保険|代理店型とダイレクト(通販)型のメリットを比較
さて次は弁護士に相談した結果、支払われる保険金が大きく増額した話です。
学生時代に二輪車対車で事故、自分が二輪車で轢かれて責任は6:4。
正直自分に落ち度があったので、比率は問題ではない。
膝蓋骨・脛骨・腓骨の解放骨折で手術を要した。靭帯や半月板もぐちゃぐちゃ。
リハビリを経ても日常生活で膝崩れが頻発。— たぬきち 5連直 fin (@TOTB1984) 2018年12月21日
ただ、高額療養費制度のおかげでさほどお金はかからず。
自賠責保険からの提示額は80万円。
まぁ生きてたし軽い障害が残ってもいいか、くらいに思った。
友人とのラオス旅行に行けなかったのは残念だったが…— たぬきち 5連直 fin (@TOTB1984) 2018年12月21日
ただふと、
弁護士に相談してみれば、もうちょっとお金もらえないかな。言い値で納得するのも癪だし。
と思って弁護士に相談してみた。
相談料は30分5000円
学生には大金だったが、今思えば良心的かもしれない。
ご高齢の弁護士だった。— たぬきち 5連直 fin (@TOTB1984) 2018年12月21日
するとこれまでの判例集を持ち出してきて、
君の症状ならこのあたりの判例を使うと、もうちょっとお金が貰えるかもね。
医学のことは全然分からないし、君は医学生でしょ。あとは任せた。
みたいな感じで15分程度で終わり。
下肢の機能障害の判例を片っ端からコピーした。— たぬきち 5連直 fin (@TOTB1984) 2018年12月21日
するとどうやら、下肢の機能障害つまり後遺症として認定されれば、
今後の期待余命×事故により被る金銭的不利益
の分だけお金が貰えるとのこと。
ただし、その認定はあくまで判例に基づくのでMRIやCTでの認定は無かった。— たぬきち 5連直 fin (@TOTB1984) 2018年12月21日
判例によると
“ストレスレントゲン”
と言う、負荷をかけるとどれだけ膝のズレがあるか、という謎の検査を行っていた。
負荷前後で脛骨長軸方向と膝蓋骨の位置にどれだけズレが生じるか、という検査である。
膝を専門にする整形外科主治医に相談した。— たぬきち 5連直 fin (@TOTB1984) 2018年12月21日
そのDrも、
医者になってからそんな検査した事ないけど、MRIじゃダメなの?
と言っていたが、いかんせんMRIの判例は無かった。
非常に協力的なDrで、謎のストレスレントゲンテストを施行してくれた。
付き合って頂いて感謝している。— たぬきち 5連直 fin (@TOTB1984) 2018年12月21日
んで、その検査結果と診断書と判例集を添えて自賠責に再度提出したら
80万円→1200万円へup
今後の期待余命×障害の程度が、その程度はあると判断された。
何事もやってみるものである。
事故相手の負担ではなく、あくまで自賠責からの支払い。— たぬきち 5連直 fin (@TOTB1984) 2018年12月21日
このように弁護士を使うことによって、問題がスムーズかつ有利に解決します。
自動車保険の弁護士費用特約は、絶対につけておいた方が良いでしょう!
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私たちハロー保険はおかげさまで、8,000人ものお客さまを担当しています。
毎日何件もの契約業務や事故対応を行っているので、経験豊富なスペシャリストがそろっているのです。
それぞれのお客さまの状況や要望をしっかりと聞いた上で、その人にとって最適な提案をしますよ。
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わざわざ複数の保険会社に出向くことなく、一番安くて最適な保険を見つけられるので便利です。
まとめ
必要ないと考えられがちな「弁護士費用特約」は、意外と使えるサービスです。
「もらい事故」で相手と直接交渉しなければならないときなど、とても重宝します。
自分で交渉するより、弁護士さんにお願いする方がメリットたくさんありますよ。