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こういった空き家に火災保険をかけるべきか、よくお客さまからご相談を受けます。
誰も住んでいない家に保険料を払い続けるのは、もったいなく感じますよね?
今日は空き家の火災保険について、顧客数8,000人を超える保険代理店がお伝えします。
もくじ
空き家に火災保険は必要か?
まず結論から言うと、空き家に火災保険は必要です!
住んでないとは言え、火事や自然災害に合えば当然ながら被害を受けます。
むしろ空き家は住宅より管理が行き届かないので、被害が大きくなるリスクが高いです。
「もうボロボロだし住む予定もないから、むしろ燃えた方が助かる」と言う人がたまにいます。
しかし火事になっても、建物はキレイサッパリとなくなるわけではありません。
下の写真のように燃え残った柱や屋根が崩れた状態で残ってしまい、とても危険です!
ご近所のことも考えたら、早急に後片付けをしなくてはいけないでしょう。
そのときに燃え残ったものの処分や撤去などで、多額の費用がかかってくるのです。
さらにご近所へ延焼した場合には、見舞金を支払うこともあり得ます。
参考:火事が隣の家に延焼!火災保険から賠償されず隣家は泣き寝入り?
これらの費用は合計すると、数百万円にもなるのです!
もし火災保険をかけていれば、それらを保険金から支払うことができます。
空き家は火事になりやすい
空き家なら火を使うことがないので、火事になる危険性は低いと思われがちです。
そのため、「空き家に火災保険はムダ」と考える人もいます。
しかし空き家は普通の住宅よりも、火事になる可能性が高いです!
たとえば放火犯が狙うのは、チラシがポストからあふれている空き家だったりします。
空き家なら人に見つかる可能性が低く、火をつけやすいもの(チラシ等)がそこにあるためです。
ちなみに消防庁によると火事の原因は「放火」が最も多く、20年連続で1位ですよ。
参考:「放火」による火災が20年連続して出火原因の第1位 – 総務省消防庁
また近所の不良が空き家をたまり場にして、タバコの不始末から火事になることもあります。
管理が行き届いていない場合、ガス漏れや配線器具のトラブルなどで火が出ることもあるでしょう。
近所のもらい火で、火事になる可能性も普通にあります。
人が住んでいないと火事の発見が遅れるので、被害も大きくなりがちです。
なので空き家は火事が起こりやすいだけでなく、その被害額も高くなる傾向があります。
空き家は災害や盗難に弱い
さらに空き家は空気が入れ替わらないので、カビなどが発生しやすく傷みやすいです。
したがって台風や大雪などの自然災害で、けっこう簡単に壊れたりします。
しかも空き家なら不法侵入が簡単なので、盗難事件も起こりやすいです。
侵入の際には窓ガラスなどが割られたりなど、家の破損にもつながります。
なので空き家は火事だけでなく、災害や盗難などでも火災保険が使われやすいです!
火災保険はその名前から、火事だけにしか使えないと考えられがちですが・・・
しかし契約によっては、自然災害・盗難・破損などで被害を受けた場合でも補償があります。
たとえば、東京海上日動の火災保険パンフレットを見てみましょう。
火災のほか、風災・水災・盗難・水漏れ・破損など様々なリスクに対応しています。
参考:トータルアシスト住まいの保険 | 東京海上日動火災保険
それぞれのリスクについて、くわしくは下の記事を読んでください。
参考:火災保険の適用範囲まとめ!台風や家財なども補償される?
これは何も、東京海上日動だけではありません。
一般的な火災保険の補償内容は、どこの保険会社もほぼ同じです。
空き家は火災保険に入れるか?
空き家はもちろん、火災保険に加入することができます!
しかし空き家となる期間が長い場合、保険会社によっては引き受けを拒否されることがあるでしょう。
その場合、店舗や事務所などのような「一般物件」として火災保険に加入する必要があります。
この一般物件向けの火災保険は、住宅向けの火災保険に比べて保険料が高く設定されていることが多いです。
よって普通の家より使う頻度は低いのに、普通の家より保険料が高くなるといった現象が起こります!
これはもちろん、上記で挙げたような空き家リスクがあるためです。
別荘は地震保険に入れるか?
地震保険はそれ単体では入れず、火災保険とセットでないと加入できません。
すでに火災保険に入っている場合、地震保険も入ることができます!
ただし「一般物件」として火災保険に入った場合、原則として地震保険には入れません。
その場合は特約など、別の手段で備えることになります。
なお空き家の地震保険では、地震保険料控除は使えません!
これは「常時住宅として使用している建物」に該当しないものは、地震保険料控除の対象外となるためです。
必要最低限の保険をかける
ただ誰も住んでいない空き家に、多額の保険料を払うのはもったいないですよね??
なので片づけの費用をまかなえるぐらいの、必要最低限の保険にしましょう!!
ふつう火災保険の保険金額は、物件評価額の100%で設定します。
1,000万円の価値の家には、1,000万円の火災保険をかけるのです。
しかしそれを30%に落として、300万円しか出ないようにすることができます。
そうすれば月々に支払う保険料を、安くおさえることができるのです。
300万円で新しい家を建てることはできなくても、撤去費用としては十分でしょう。
また以下のような工夫をすることで、保険料を安くすることもできますよ!
・空き家が高台にあるので、水災の補償を外す
参考:大雨で土砂崩れやがけ崩れ!土砂災害は火災保険で補償されるか?
・空き家に家具はないので、家財の保障を外す
参考:火災保険に家具補償は付ける?家財保険の金額や必要性を解説
・取り壊す予定はないので、複数年で契約する
参考:火災保険は長期がお得!最長の期間に見直したときのメリットは?
個人賠償責任保険も検討しよう
空き家を所有している場合、個人賠償責任保険の加入も検討しましょう!
参考:火災保険に個人賠償責任補償は必要ない?いらない人の特徴
なぜなら火事や自然災害が発生したとき、損害賠償の責任を負う可能性があるからです。
たとえば大型の台風が来たとき、空き家の状況を確認しに行くのは難しいでしょう。
それで屋根が飛んで隣家に直撃した場合、管理が不十分ということで責任を負わされることがあります。
個人賠償責任保険に入っていれば、そういったときに強い味方となるでしょう。
ちなみに個人賠償責任保険は家の事故だけでなく、日常の様々な賠償リスクにも対応してくれますよ。
しかもこれに1つ入っておけば、家族全員が補償の対象になるのです!
保険料も安いので、入っておくことをおすすめします。
参考:子供が物を壊した時の保険?物損に備える個人賠償責任保険とは
火災保険の相談や見直しなら
火災保険の相談や見直しなら、ぜひ私たち「ハロー保険」にご相談ください!
ハロー保険はおかげさまで約90年続いており、県内外で8,000人ものお客さまを担当しています。
毎日何件もの契約業務や事故対応を行っているので、経験豊富なスペシャリストがそろっているのです。
それぞれのお客さまの状況や要望をしっかりと聞いた上で、その人にとって最適な提案をしますよ。
もし遠方だったり相談に来る時間のない方は、下のネット見積もりサービスを使ってください!
3分ぐらいで簡単に入力が完了し、一度に最大15社の火災保険の見積もりを無料で取れます。
わざわざ複数の保険会社に出向くことなく、あなたに最適な保険を比較して見つけられるので便利です。
鳥取では空き家問題が深刻
最後に、鳥取県では現在「空き家問題」が深刻化しています。
鳥取県の空き家率は14.4%と、全国平均の13.3%より高くなっているのです!
鳥取では、空き家を抱えて悩んでいる人がきっと多いことでしょう。
そういった方々に、この記事が届けばうれしいです。
まとめ
今後住む予定のないボロボロの空き家でも、火災保険をかけておきましょう。
なぜなら空き家は火事になりやすく、しかも自然災害や盗難などに弱いからです。
しかし空き家は保険料が高くなるので、保険の掛け方にはちょっと工夫が必要になります。
火災保険に加入している方へ
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