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分譲マンションは火災保険に入らない?相場を知る方法

 

分譲マンションは火災保険に入らない?

保険料の相場を知るおすすめの方法は?

分譲マンションを購入したり、借りる予定のお客さまからよく聞かれる質問です。

 

マンションの建物は共有なので、火災保険に入らなくてもいいのではと考える人がいるでしょう。

必要ないなら加入したくないし、入るとしても割高な保険料は払いたくないですよね?

今日は分譲マンションの火災保険について、顧客数8,000人を超える保険代理店がお伝えします。

 

火災保険の加入者へ

あなたが払っている火災保険、実は割高ではありませんか?

下の記事をチェックし、保険料の適正相場を調べましょう!

火災保険や地震保険に月額いくら払ってる?相場を知る方法

 

火災保険はいらないのか

 

 

みんなが使うスペース(共有部分)については、マンションの管理組合が一括で火災保険に入ります。

しかし自分のみが使うスペース(専有部分)については、自分で火災保険に入らなければいけません!

それぞれのくわしい説明は、以下の通りです。

 

共有部分

 

elevator_door_close

 

エレベーター・通路・玄関ホールなど、みんなが使う部分です。

この部分は、マンションの管理組合が火災保険に加入しているでしょう。

ここについて、個人が火災保険を考える必要はありません。

 

専有部分

 

room_living

 

リビング・寝室・トイレなど、自分の居住スペースです。

ふつう分譲マンションで火災保険をかけると言ったら、この部分のみになります。

建物全体に火災保険を掛ける必要がないので、一戸建てより保険料は安いでしょう。

 

共有部分か専有部分か

 

 

この区分で分かりにくいのが、玄関ドア・窓・バルコニー・壁などです!

これらは、共有部分と専有部分のちょうど境目にあります。

分譲マンションの規約によって、共有部分だったり専有部分だったりするのです。

 

もしこれらが共有部分であれば、自分で保険に入る必要はありません。

しかし専有部分であれば、これらも自分の火災保険に含める必要があります。

 

火災保険に加入する際は、これらも補償に入れるべきか・・・

自分の分譲マンションの規約を、事前にしっかりと確認しておきましょう!

 

もし規約を読んでも、良く分からないという場合・・・

分譲マンションを買ったとき、お世話になった不動産屋さんに聞いてください。

 

ちなみにこれらは、共有部分とされる場合が多いです!

なぜなら専有部分とすると、勝手にドアの色を変えたり窓に張り紙をする人が出てくるから。

マンションの美観を守るために、共有部分となっている場合がほとんどです。

 

火災保険料の相場

 

 

実は分譲マンションの火災保険に、明確な相場は存在しません!

なぜなら火災保険は、契約する部屋ごとに保険料を設定する仕組みだからです。

 

立地や姿かたちがまったく同じマンションなんて、この世には存在しません。

したがってマンションごとに金額が違い、「このぐらい」という金額は言えないのです。

参考:火災保険や地震保険に月額いくら払ってる?相場を知る方法

 

しかし、おおまかな数字なら出すことができます。

それを知る一番良い方法は、複数の保険会社から見積もりを取ってみること!

そうすれば、おのずと妥当な値段が分かります。

 

複数の見積もりを取るときは、下のような「一括見積サービス」が便利です!

 

参考:【無料】火災保険を最大15社から一括見積もり比較

 

ネットで3分ぐらいで簡単に入力が完了し、一度に最大16社の見積もりを無料で取れます。

わざわざ複数の保険会社に出向くことなく、一気に保険料の比較ができるのでおすすめです。

 

私たちハロー保険が火災保険の見積もりを出すときは、以下5つの情報をいただきます。

 

構造 何階か、木造か、鉄骨か、鉄筋コンクリートか
床面積 何平方メートルか、何坪か
建築年月 いつその建物が建てられたか
建築金額 いくらでその建物を建てたか、買ったか
補償範囲 火災・風災のみか、水災・盗難・破損にも備えるか

 

これらすべてそろえなくても「構造」と「床面積」が分かれば、大まかな見積もりはできますよ。

平日であれば数分で完了するので、ぜひご活用ください!

 

火災保険が必要な理由

 

 

住宅ローンを組む際には、火災保険は必須でしょう。

しかしローン完済後や現金で一括購入、賃貸の場合などは火災保険の加入は任意です。

それでも以下5つの理由から、火災保険に加入することをおすすめします!

 

・専有部分を守る

・隣の火事に備える

・重大な過失に備える

・原状回復義務に備える

・階下への水漏れに備える

 

ではそれぞれについて、以下でくわしく説明しましょう。

 

専有部分を守る

 

 

上にも書いた通り、「共有部分」についてはマンションの管理組合が火災保険をかけています。

しかし「専有部分」は、自分で守る必要があるのです!

 

家具や家電などの家財はもちろん、内の設備も壊れてしまうと修理に多額のお金がかかります。

なのでこの部分については、自分で火災保険をかけなければいけません。

 

隣の火事に備える

 

 

「自分は火事なんて起こさないよ~」という方も要注意です。

なぜなら自分が火事を起こさなくても、隣の人が火事を起こす可能性があるから!

 

もし隣人の不注意で火事が起こり、自分の部屋が燃えてしまったとしましょう。

この場合、たとえもらい火でも隣人に損害賠償の請求はできません!

 

法律(失火責任法)では、火事を起こしても「重大な過失」がなければ責任を負わないとなっています。

参考:火事が隣の家に延焼・類焼!火災保険から賠償されず隣家は泣き寝入り?

火災保険に加入していれば、そのような被害も補償されます。

 

重大な過失に備える

 

 

逆にあなたが「重大な過失」によって火事を出し、隣近所へ延焼させたとしましょう。

その場合あなたに失火責任法は適用されず、多額の損害賠償金を支払うことになります!

 

ちなみに「重大な過失」の例としては、以下のようなものです。

 

・天ぷらをあげたままで台所を離れた

・電気コンロをつけたまま眠った

・寝ながらタバコを吸った

 

なのでこういった場合に備えて、火災保険をかけなければいけません。

 

原状回復義務に備える

 

 

賃貸マンションの場合、「退去時の原状回復義務」というものがあるでしょう。

これは退去するとき、部屋を元通りにして返さなければいけないというもの。

 

たとえば火事を出して、部屋を真っ黒コゲにしたりすると・・・

自分に重大な過失がなくても、それは元通りにしなければいけません!

火災保険に加入していれば、その費用が補償されます。

 

階下への水漏れに備える

 

 

お風呂の水を出しっぱなしにしたり、水道管を壊してしまったとしましょう。

その場合、漏水が発生して下の階に被害を与えてしまうことがあります。

それによって階下の住人の財産がダメになったり建物自体に損傷を与えたりした場合、賠償責任が生じるのです。

 

こういった水漏れに対する損害も、火災保険で備えることができます。

参考:一戸建てで水漏れが発生!火災保険で漏水が補償される条件は?

 

火災保険を安くするには

 

 

マンションの火災保険を安くする方法は、以下の5つが考えられます!

 

・部屋面積を調べる

・補償を限定する

・特約を外す

・期間を長くする

・加入先を変える

 

ではそれぞれについて、以下でくわしく説明しましょう。

 

部屋面積を調べる

 

 

マンションの部屋面積を計算する方法は、大きく2つあります。

それは、「上塗(うわぬり)基準」と「壁芯(かべしん)基準」です。

 

 

 

パンフレットなどには、部屋を大きく見せるために「壁芯基準」の面積が載っています。

しかし火災保険でドアや壁を含めなくても良い場合、「上塗基準」の面積で良いのです!

 

マンション広告の部屋面積で保険料を計算すると、通常より高くなってしまいます。

本当に必要な部屋面積をしっかりと調べ、ムダな保険料を払わないようにしましょう。

 

補償を限定する

 

 

火災保険の保険料を決める、最も大きな要因は「補償内容」です。

補償の範囲を広げて、保険を充実させるほど支払う金額は高くなります。

これは逆に言うと、不要な補償を外せば保険料が節約できるということ!

 

一戸建てと分譲マンションでは、住居の環境がまったく異なります。

分譲マンションに合わせた補償内容にすることで、ムダな保険料を払わないようにしましょう。

ちなみに、分譲マンションに必要・不要だと思われる補償は以下の通りです。

 

【必要な補償:賠償リスク】

 

分譲マンションでは、上下左右に別の人が住んでいます。

なので水漏れなどが発生すると、他人に迷惑がかかる可能性が高いのです。

したがって、もしものときの賠償に備える必要があるでしょう。

 

まれに管理組合が一括して、個人賠償責任保険に入っているケースもありますが・・・

いざというとき、管理組合がすべて助けてくれるかというと微妙なところです。

確実に備えるならば、自分自身でしっかりと賠償の補償に入ることをおすすめします。

 

個人賠償責任保険はそんなに高いものではなく、数百円ぐらいで付けられますよ。

参考:子供が物を壊した時の保険?物損に備える個人賠償責任保険とは

 

【不要な補償:水災リスク】

 

マンションで2階以上に住んでいる場合・・・

洪水や土砂崩れなどで、部屋に被害が出る可能性はあまりないでしょう。

水災に備える保険料は高額なので、これを外すと大きな節約となります。

 

もしすでに分譲マンションの高層階に住んでいる人は、自分の火災保険を確認してください。

その保険証券は「水災」も補償する内容となっていませんか?

その補償はほぼ無意味ですので、火災保険の見直しをおすすめします!

 

水災リスクについて、くわしくは下の記事を読んでください。

参考:大雨で洪水や土砂崩れが発生!火災保険でどこまで補償されるか?

 

特約を外す

 

 

基本の補償が決まったら、次は特約を確認しましょう。

これも不必要なものを外すことで、保険料の節約になります。

 

たとえば、すでに個人賠償責任保険が自動車保険についている場合・・・

補償が重複してしまうので、火災保険では外しても良いでしょう。

参考:火災保険に個人賠償責任補償は必要ない?いらない人の特徴

 

ただし、「地震保険」は必ず付帯しておくべきです!

日本は、世界でも有数の地震大国です。

火事でマンションが燃えるより、地震で壊れる確率の方が何倍も高いですよ。

 

鳥取でも去年、中部地方を中心に大きな地震が発生しました。

そのとき地震保険がどのように役に立ったかは、以下の記事を見てください。

参考:全部公開だ!鳥取大地震での保険金の支払状況やその過程など

 

なお地震保険は、住んでいる県によって保険料が異なります。

鳥取県は現状、他県と比べて比較的安いです。

 

また地震保険で支払った保険料は、税金控除の対象になります。

会社勤めの方は、年末調整で税金が戻ってくるのでお得です。

参考:火災保険にセットする地震保険、保険料の相場はいくら?

 

期間を長くする

 

 

火災保険は短いもので1年、長いもので5年まであります。

個人的には、5年の長期契約がおすすめですね!

なぜなら契約期間が長いほど、保険料が割安になるからです。

 

また更新の手間も5年おきになるので、手間が省けます。

参考:火災保険は短期より長期契約がお得?メリットとデメリット

 

ただし長期契約で気を付けることは、基本的に保険料が一括払いであること!

5年分とかになると、一度に支払う保険料は高くなります。

 

支払いが厳しい人は、ちょっと保険料が上がりますが・・・

年払いや月払いなど、分割払いにしてもらいましょう。

参考:火災保険は分割払いが可能!一括との違いやデメリットは?

 

また住宅ローンで、火災保険を支払ってしまうのも手ですね。

住宅ローンでは住宅費用に加えて、火災保険料も借りることができます。

 

加入先を変える

 

 

あまり重要視されませんが、どこで火災保険に加入するかも重要です。

なぜなら火災保険の窓口によって、保険料やサービス内容が変わるから!

 

たとえば銀行で入る火災保険には、「団体割引」という独自の割引があったりします。

参考:銀行で住宅ローン借りる人へ!火災保険に団体割引が効くかも

住宅ローンでマンションを購入した人なら、このような割引を使う手もアリでしょう。

 

またインターネットで契約が完結するものは、保険料が割安となっていることが多いです。

ある程度の保険知識があり、アフターフォローもいらないという方にはピッタリだと思います。

 

私たちのような保険代理店で契約するメリットは、保険のプロがあなたの担当者として付くこと!

マンションの立地条件や家計の収支状況など多方面から検討して、一番割の良い保険を設計します。

 

また、もしお客さまのマンションが事故や災害などで何らかの被害にあった場合・・・

現場確認・見積依頼・業者手配・保険金請求など、様々なことをお客さまと一緒になって行いますよ。

 

世の中には保険金が出るのに知らない人、請求を忘れている人がとても多いです。

でも保険にくわしい担当者が付けば、そういったモレを防ぐことができます。

 

どこの保険会社が良いか

 

 

火災保険って、どこの保険会社が良いのでしょうか?

これぶっちゃけて言うと、どこの保険会社もあまり大差はありません!

基本的な補償は一緒ですし、保険料もそんなに大きくは変わらないからです。

 

ただし保険会社によって、以下のような特色があります。

 

・補償内容を自由にカスタマイズできる

・特約が多数あって補償が充実している

・体力があり保険金の支払い能力が高い

 

なので火災保険に入るときは、やっぱり複数の保険会社に相談してみることです!

参考:【無料】火災保険を最大15社から一括見積もり比較

そうすれば火災保険の相場だけでなく、それぞれの保険会社の特徴もつかめるでしょう。

 

そこから何を優先するかは、お客さまの判断になります。

安心を求めるのであれば、補償が充実している保険になりますし・・・

安さを取るのであれば、最低限の補償だけを選んで入れる保険です。

 

お客さまの声

 

 

どこで火災保険に加入するかが、どれだけ大切か・・・

実際に私たちハロー保険が受けたお客さまの声を、いくつかご紹介しましょう。

 

私の両親には、住宅ローンを組んだ際に加入した火災保険があります。

見てみると、入らされた感まんさいの内容でした。

ローン終了後にはしっかり相談して、自分に合ったものに加入してほしい。

 

近くの保険代理店にて、火災保険に入りました。

保険料をおさえるため、知らぬ間に水災不担保となっていたようです。

内容と必要性をしっかり話してくれる担当者が良いなと思いました。

 

保険料が安いということで、インターネット保険に入りました。

しかし大雪で屋根が壊れても、保険で直せるとは知らされず。

参考:屋根や車庫に被害…雪の災害で火災保険が使えるパターンは?

 

年老いた父がせっせと屋根に登って、トンチン・カンチン。

いつか落ちそうで、私はとても不安です。

 

新築も中古も金額は変わらず

 

 

今ある火災保険のほとんどは、「再調達価格」で保険を設計します。

「再調達価格」とは、現在のマンションをまた同じように買ったら必要だと思われる金額のこと。

 

つまり、現在のお住まいが新築だろうが中古だろうが・・・

同じようなマンションであれば、あまり保険金額や保険料は変わりません!

 

これは何かあったとき、保険ですべて対応できるようにするためです。

「うちのマンションはボロで100万円分の価値しかないから、火災保険も100万円で」とした場合・・・

火事でマンションがすべて燃えてしまったら、当然ながら100万円しか保険金が出ません。

 

でも「この100万円で次の住まいを探してください」と言われても、難しいですよね?

そういったことを防ぐために、新築でも中古でも同じ金額で保険をかけるわけです。

参考:中古一戸建て(築年数の古い家)の火災保険の相場はいくら?

 

築年数の古い家こそ保険に

 

 

「もうボロボロでマンションの価値はほとんどないから、火災保険はいらないや」

そう考える方も、もしかしたらいるかもしれませんが・・・

むしろ古いからこそ、しっかりとした火災保険に入らなければいけません!

 

火災保険は火事だけではなく、あらゆる自然災害にも備えられます。

参考:火災保険の補償内容はどこまで?カバー範囲に含まれるもの一覧

 

私は数々の住宅損害を見てきましたが、ズバリ「火事」なんて少ないですよ。笑

たいていは台風で窓が割れたり、大雪でバルコニーが壊れたりなどで保険金を請求されます。

実際に建物の火災保険で一番多い事故は、「水災」や「風災」などの自然災害です!

 

※2015年度住まいの保険(充実タイプ)事故件数割合

 

そう考えると、築年数の古いマンションこそ火災保険が必要でしょう!

新築でバルコニーが壊れるなんてことは、めったにありませんが・・・

中古だとちょっとした台風なんかでも、どこかが壊れたりしますからね。笑

 

生命保険を見直そう

 

 

これも、プロの保険代理店じゃないと聞けないアドバイスですが・・・

火災保険と合わせて、ご自身の生命保険も見直すべきです!

 

住宅ローンを使って家を買う場合、「団体信用生命保険」というものに入ります。

これは契約者が亡くなったり高度障害になると、住宅ローンがチャラになる保険です。

参考:住宅ローンで家を買ったときに入る団体信用生命保険とは?

 

つまり団体信用生命保険に入ったら、もしものときに住宅ローン分の保険金が出ます。

したがって、遺された家族には住む場所にかかるお金の心配がなくなるのです!

家族が亡くなるのは悲しい話ですが、住宅の支払いがなくなるのは大きなことですよね。

 

もしすでに加入済みの生命保険が、遺された家族の家賃も含めて計算されているのなら・・・

生命保険の死亡保障金額からその分を削って、保険料を安くすることができるでしょう。

したがって新築を建てたりマンションを購入したら、生命保険を見直すことをおすすめします!

 

まとめ

 

火災保険の保険料に明確な相場はなく、建物や保険の内容によって金額は変わります。

もし妥当な保険料を知りたいときは、複数の保険会社に見積もりを取ってみてください。

 

一度に複数社の見積もりが取れるネットサービスを使うと、手間がないので便利です。

参考:【無料】火災保険を最大15社から一括見積もり比較

 

分譲マンションの場合、「専有部分」のみに火災保険をかけます。

なので一戸建ての火災保険より、保険料は安くなるでしょう。

玄関ドアや窓も専有部分に含まれるのか、しっかり確認が必要です。