記事内には広告を含む場合があります
入院や手術となったお客さまから、よく聞かれる質問です。
生命保険や医療保険は請求の手続きをしないと、保険金を受け取ることができません。
請求を忘れて時間が経ってしまうと、せっかくのお金がもらえなくなることもあります。
今日は保険請求のタイミングや方法について、顧客数8,000人を超える保険代理店がお伝えしましょう!
保険請求のタイミング
手術や入院など保険請求をすることが発生したら、すぐに保険担当者に連絡しましょう!
そしたら手続きの方法や、必要書類などを教えてくれます。
しかし実際に書類をそろえ、保険会社に提出するのは手術後や退院後です!
実際に受けた手術の内容や入院の日数などを報告し、それに応じた保険金を受け取ります。
ただし入院が長期に及ぶ場合は、途中で請求を行うこともできますよ。
「手元にまとまったお金がない」なんてときは・・・
それまでに受けた手術や入院日数を報告して、その分の保険金を受け取りましょう。
請求を複数回に分けると、そのつど診断書の提出が必要になります。
くわしくは下に書きますが、診断書の取得は有料なので出費が増えることに注意してください。
保険請求の期限
生命保険や医療保険の請求期限は、損害発生から3年以内です!
起算日の決め方は保険会社によって異なりますが、3年という期間はどこの保険会社も変わりません。
なぜなら、この期限は保険法によって厳密に定められているからです。
保険法 第95条(消滅時効)
保険給付を請求する権利、保険料の返還を請求する権利及び第63条又は第92条に規定する保険料積立金の払戻しを請求する権利は、3年間行わないときは、時効によって消滅する。
手術や入院から保険金の請求までに時間がたつほど、支払い対象かの審査が難しくなります。
3年以上の月日が経過すると適正な保険金の支払いができなくなるため、請求期限が決められているのです。
ケガや病気をした後は落ち着かず、バタバタした日が続くでしょう。
しかし保険金の請求には時効があることを認識し、なるべく早く手続きを行ってください。
請求漏れに注意
私のお客さまは、以下のような理由から請求を忘れていることが多いです!
・日帰り手術や短期入院で、医療保険が出るとは思っていなかった
・連絡を取ったり書類をそろえたりが面倒で、そのまま放置してた
・ネットで医療保険に加入したが、どう手続きすべきか分からない
特に請求の見落としが多いのは、日帰り手術ですね!
今の保険は保障される手術の範囲が広く、以前は対象でなくても今は対象になっていたりします。
また昔は入院が必要だったのに、医療の発展で日帰りで良くなったことも請求忘れの要因でしょう。
なので日帰り入院を受けた場合はまず、領収書を確認してください!
そこで保険適応の手術欄に加点があれば、病院に手術名か手術番号を問い合わせましょう。
それをもとに保険会社に問い合わせれば、保険金支払いの可否を判断してもらえます。
いくら保険料が安くても、請求モレで保険金を受け取れなければ全部ムダです。
私たちハロー保険は保険金が出るかのアドバイスをしたり、お客さまと一緒に手続きをしたりします。
保険請求の手続き
生命保険や医療保険の請求手続きは、以下5つのステップに分かれます!
・申告
・診断書の記入
・書類の送付
・書類の審査
・給付金の受取
ではそれぞれについて、以下でくわしく説明しましょう。
申告
上記の通り、できるだけ早い段階で入院や手術をする旨を保険会社に伝えましょう!
そして、保険金の請求に必要な書類を取り寄せます。
担当者・窓口・コールセンター・メール、どの方法で連絡を取っても大丈夫です。
その際にはあらかじめ保険証券を手元に準備しておくと、話がスムーズに進みます。
またお世話になる病院名・病気やケガの名称・日にちなど、あらかじめ把握しておくと良いです。
ネットで加入した医療保険の場合、ホームページから申告することもできます。
またクレジットカードに付帯している医療保険は、カード会社に連絡することになるでしょう。
診断書の記入
申告をしたら、以下の必要書類が保険会社から郵送されてきます。
・給付金等請求書
・入院・手術等証明書(診断書)
・事故発生状況報告書 ※ケガの場合
請求書は自分で書いて終わりですが、診断書は医師に記入してもらわないといけません。
一般的に診断書の作成は有料で、その支払いは保険を請求する人の負担となります。
この値段はけっこう高く、病院によっては1万円以上するところもありますよ!
参考:医療文書作成業務・文書料金実態調査(訂正版)|産労総合研究所
病院の用紙や、他の保険会社の書式のコピーでも提出できますが・・・
必要な事項が確認できなければ、再度の提出をお願いされます。
なので作り直しのないよう、できるだけ保険会社の指定する用紙に書いてもらいましょう。
なお手術を受けない短期入院だと、診断書が不要な場合があります(簡易請求)!
そのときは診断書の代わりに、病院の領収書と紙1枚(入院状況申告書)を提出します。
くわしくは請求時に保険会社から案内がくるので、しっかりと確認してみてください。
書類の送付
必要書類がそろったら、返信用封筒にて保険会社に郵送します。
書類に不備があったりすると時間が余計にかかるので、提出前によく確認してください。
ネットで加入した医療保険の場合、ウェブ上で書類提出もできますよ。
その場合は診断書などを写真で撮り、指定の場所にアップロードします。
書類の審査
書類が届いたら、保険会社は給付金の支払い対象かをチェックをします。
またこのとき、告知義務違反などの調査もあわせて行われるでしょう。
参考:告知義務と告知義務違反
内容によっては、本人や病院へ追加の聴き取り調査が行われることもありますね。
給付金の請求書は、実は同意書も兼ねており・・・
病気に関する個人情報を、病院や医師に直接確認できるようになっています。
調査が入った場合、保険金の支払いは遅れるかもしれません。
給付金の受け取り
診査が無事に通れば、保険会社から保険金が指定口座に振り込まれます。
保険会社によりますが、だいたい5営業日以内に受け取れるはずです。
土日をはさむことを考えても、1週間ぐらいでお金は届くでしょう。
万が一支払い対象外だった場合、保険会社によっては診断書の取得代金が戻ってきます。
その場合、指定口座に文書代として5,000円ぐらいが返金されますよ。
指定代理請求制度とは
最後に、指定代理請求制度について説明しておきましょう。
これは本人の代わりに、あらかじめ指定された人が保険金を請求できる制度です!
たとえば以下のようなとき、代理請求が可能になります。
・本人が認知症や寝たきりで、請求の手続きを行うのが不可能だ
・末期がんで治療費が高額だが、家族の希望で病名を隠している
つまり本人が物理的に請求できないか、請求を隠したい事情があるときですね!
指定代理請求人は、保険の契約時に指定するかどうかを選択できます。
保険会社によって異なりますが、普通は配偶者や同居の親族から選ぶことが可能です。
また途中から、指定する人を変更することもできますよ。
指定代理請求人が保険金を請求した場合、保険会社はその事実を本人に知らせません。
なので知らぬ間に保険が使われ、保険がなくなったり内容が変わったりする危険性があります。
しかしそれでも、指定代理請求人は指定しておいたほうが良いでしょう!
交通事故で昏睡状態になり、意識がないまま長期入院となったが・・・
家族のだれも医療保険を使えないとなると、何のために医療保険に入ったのか分かりませんからね。
保険の相談なら
生命保険や医療保険の相談なら、ぜひ私たち「ハロー保険」にご相談ください!
私たちハロー保険はおかげさまで、8,000人ものお客さまを担当しています。
毎日何件もの契約業務や請求手続きを行っているので、経験豊富なスペシャリストがそろっているのです。
それぞれのお客さまの状況や要望をしっかりと聞いた上で、その人にとって最適な提案をしますよ。
まとめ
医療保険を請求するタイミングは、手術や入院をすることが分かったらすぐです。
「申告 → 診断書の記入 → 書類の送付 → 書類の審査 → 給付金の受取」という手順を踏みます。
医療保険の請求期限は入院初日や手術日から3年以内なので、それまでに手続きをしましょう。