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2016年10月21日、鳥取県の倉吉市を中心に大きな地震が発生しました。
たくさんのお客さまが被害にあい、私たちハロー保険にとっては忘れられない大災害です。
今日は、情報提供の一環として・・・
この大地震で、どれだけの保険金が支払われたのかを皆さまにお伝えします。
また保険金が支払われるまでの過程についても、あわせてお話しましょう!
地震保険いくらもらえるか
以前お伝えしましたが、地震保険は被害額が全額補償されるわけではありません!
被害の度合いに応じて、受け取れる保険金の金額が変わります。
壊れ具合は、「一部損」「半損」「全損」の3段階です。
それらによって、以下のように支払われる金額が変わります。
※現在は制度が変更になっています。
くわしくは下記の「追記:保険金支払いについて」を確認してください。
損害の程度 | 支払われる保険金額 |
一部損 | 保険金額(時価が限度)の5% |
半損 | 保険金額(時価が限度)の50% |
全損 | 保険金額(時価が限度)の100% |
追記:保険金支払いについて
上の表は、2017年1月1日より前の地震保険契約の場合です。
2017年1月1日からは、下のように変わりました。
壊れ具合の区分が、2017年からより細かくなっていますね!
損害の程度 | 支払われる保険金額 |
一部損 | 保険金額(時価が限度)の5% |
小半損 | 保険金額(時価が限度)の30% |
大半損 | 保険金額(時価が限度)の60% |
全損 | 保険金額(時価が限度)の100% |
この基準は、どこの保険会社で契約しても同じです。
損害の程度が一部損に満たない場合、保険金の支払いはありません。
ちなみに保険金額とは、地震保険を契約したときの金額です。
この金額が、保険会社が支払う保険金の上限となります。
参考:火災保険の保険金額とは?ムダのない補償額の決め方や目安は?
地震保険の保険金額は、火災保険の保険金額の30%~50%の間で設定することになっています。
ただし地震保険の保険金額の上限は建物が5000万円、家財が1000万円です。
保険金の支払い結果
私たちハロー保険では今回、約110件の地震保険の請求申請を受けました。
そのうち約100件は倉吉地区からで、残りは鳥取地区からです。
それらが上記のどれに当てはまったかというと、割合はこんな感じでした!
一部損:約90%
半損:約5%
全損:0%
残りの5%は被害が小さすぎて、「一部損」にもなりませんでした。
それでも請求を受けたうち、約95%が保険金支払いの対象となりましたよ!
地震保険が支払われるまで
自宅の被害が「一部損」「半損」「全損」のどれに当てはまるかを決めるのは、専門の鑑定士さんです。
第三者の(保険会社の人間ではない)鑑定士さんが、被害を受けた家を1件ずつ見て回ります。
そしてその家の被害状況が、上記4つのどれに当てはまるかを決めるのです。
実際に立ち会うと、鑑定士さんは「屋根」「外壁」「柱」「基礎」の4点を重点的に確認していました!
どうやら被害状況は、これら4点から主に決められるようです。
内壁にヒビが入っていたとしても・・・
上記4点に被害がなかったから、保険金が出なかったというパターンがありました。
保険金を受け取るまでの期間ですが・・・
請求を受けてから鑑定をして保険金が支払われるまで、長くても1週間ぐらいでした!
鑑定士さんには迅速に対応していただき、とてもありがたかったです。
屋根瓦の被害が多かった
今回の地震で特に被害が多かったのが、「屋根瓦(やねがわら)」です!
地震の揺れで瓦が落ちたり、割れたりしているところが多くありました。
しかし鑑定士さんを見ていると、屋根の被害はあまり大きく評価しない印象でした。
屋根瓦が全部落ちていても、柱や基礎が無事なら「一部損」って所が多かったです。
なので支払われた保険金は、50万円(契約金額1,000万円の5%)とかでした。
さすがに50万円で、屋根を全て直すことは不可能ですよね?
お客さまも保険金額を見たとき、「地震保険に入っていても損だな」とつぶやかれました。
地震保険は損か
しかし、ちょっと考えてみてほしいのです!
たとえば、屋根を直すのに100万円かかるとして・・・
100万円の全額を自己負担するのと、半額の50万円で良いのとでは全然違いますよね?
さらに言えば、地震保険の年間保険料は1万円(月額800円)ぐらいです。
つまり50万円を受け取れば、50年分の保険料のもとを取ったことになります。
それを説明すると、お客さまは「50万円ももらえて良かった」とご納得していただけました。
請求申請はした方が良い
私たちのお客さまの中には、「特に被害はないから大丈夫」と言われる方もたくさんいました。
しかし念のため実際に確認に行くと、見えにくい柱や基礎などにヒビが入っていたりしたのです。
そこで請求をかけてみると、「一部損」と認定されて保険金が支払われました!
おそらく被害が出ているのにそれに気づかず、そのまま放置されている方がいるかもしれません。
注意深く家を確認してみて、少しでも疑わしいものがあれば保険会社に相談してみましょう。
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ハロー保険はおかげさまで約90年続いており、県内外で8,000人ものお客さまを担当しています。
毎日何件もの契約業務や事故対応を行っているので、経験豊富なスペシャリストがそろっているのです。
それぞれのお客さまの状況や要望をしっかりと聞いた上で、その人にとって最適な提案をしますよ。
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まとめ
ハロー保険では、今回の鳥取県中部地震で約95%のお客さまに保険金をお支払いしました。
被害の確認では、「屋根」「外壁」「柱」「基礎」の4点を主に鑑定士さんは見ていたようです。
被害の見落としをされている方がいると思われるので、今一度家を確認してみてください!