30秒でわかるハロー保険

団体扱自動車保険はお得か?退職後に団体割引はどうなる?

 

自分が勤めている会社から、自動車保険の案内をもらいました

普通に入るより安いと言われたけど、どうなんでしょう??

このような相談を、たまにお客さまからお受けします。

 

勤務先で加入する自動車保険は団体割引が効いて、お得になる場合が多いです。

しかし普通の自動車保険にはないデメリットも、いくつかあります。

今日は会社で加入する自動車保険について、鳥取で90年続く保険代理店がくわしくお伝えしましょう!!

 

会社で入る保険は2種類

 

 

勤務先で入る自動車保険には、「団体契約」と「団体扱契約」の2種類に分かれます!!

この2つは名前がよく似ていますが、以下のようにちょっと仕組みが違うのです。

 

団体契約

 

 

団体契約の場合、勤務先と保険会社が契約を結びます!!

そして勤務先が会社員に対し、保険の募集から保険料の給与天引きまで行うのです。

 

団体扱契約

 

団体扱契約の場合、会社員と保険会社が契約を結びます!!

保険会社が保険募集を行い、勤務先はあくまでも保険料の給与天引きを行うだけです。

 

団体割引が効いてお得

 

 

どちらも団体割引が効き、通常より保険料が安くなるのが特徴です!!

おもに、企業の福利厚生の一環として導入されていますね。

保険料は毎月の給与から天引きされ、一括して保険会社におさめられます。

 

基本的には「団体契約」の方が、「団体扱契約」より条件が有利です!!

「団体契約」の方が割引率が高かったり、加入条件がゆるかったりします。

 

なお普通の自動車保険を月払いにすると、年払いと比べて保険料が5%割増となります。

参考:自動車保険を年払い(一括)から月払い(分割)へ変更する方法は?

 

しかし団体保険の場合は、そういった割増はありません!!

割増なしで月払いにできるというのも、団体保険の隠れたメリットですね。

 

団体割引率はどれぐらいか

 

 

団体割引の割引率は、会社や組織によって異なります。

その割引率はだいたい、5~30%ぐらいです!!

この割引率は「加入者の数」と「その団体の事故率」によって、毎年見直されますよ。

 

一般的に、加入者の数が多いほど割引率は高いです!!

全国に支店があるような大企業で、加入者が数千人となるような団体保険では・・・

保険料が通常の2~3割引なんかも、めずらしくありません。

 

団体契約のメリット・デメリット

 

 

団体契約のメリットとデメリットは、以下のとおりです!!

 

【メリット】

・保険料がけっこう安い

・保険失効になりにくい

 

【デメリット】

・退職したら保険がない

・支払い方法を選べない

・保険会社を選べない

・保険料を把握しづらい

・会社を通す必要がある

 

ではそれぞれについて、以下でくわしく説明しましょう。

 

メリット1:保険料がけっこう安い

 

多くの人がまとまって加入するので、保険料が大幅に安くなります!!

条件が良いものなら、保険料が30%も安くなる場合もありますよ。

 

メリット2:保険失効になりにくい

 

給料から天引きされるので、保険料の払い忘れが起こりません!!

なので、「知らない間に自動車保険が失効していた」なんてことがなくなります。

 

デメリット1:退職したら保険がない

 

原則としてその会社から離れると、補償の継続はありません!!

したがってその場合、新たに自動車保険に入り直す必要があります。

 

デメリット2:支払方法を選べない

 

保険料の支払方法は基本的に、給与天引きしか選べません!!

したがって「クレカで払ってポイントを貯めたい」という方には、不向きです。

 

デメリット3:保険会社を選べない

 

会社が提携している保険会社で、保険に加入することになります。

自分の入りたい保険会社があったとしても、そこを選ぶことはできません!!

 

デメリット4:保険料を把握しづらい

 

保険料は社会保険料などと一緒に、給料から天引きされます。

したがって、保険料をいくら払っているか知らない人が多いです!!

 

デメリット5:会社を通す必要がある

 

上記の通り、団体契約の自動車保険は会社が契約者となります。

したがって何か保険の手続きをするときは、会社を通さなければいけません!!

 

団体扱契約のメリット・デメリット

 

 

団体扱契約のメリットとデメリットは、以下のとおりです!!

 

【メリット】

・保険料がちょっと安い

・保険失効になりにくい

 

【デメリット】

・退職時に手続きが必要

・支払い方法を選べない

・保険会社を選べない

・保険料を把握しづらい

 

ではそれぞれについて、以下でくわしく説明しましょう。

 

メリット1:保険料がちょっと安い

 

上記の団体契約ほどではありませんが・・・

保険会社としては保険料徴収が楽になるので、その分だけ割引があります!!

 

メリット2:保険失効になりにくい

 

給料から天引きされるので、保険料の払い忘れが起こりません!!

なので、「知らない間に自動車保険が失効していた」なんてことがなくなります。

 

デメリット1:退職時に手続きが必要

 

「団体扱契約」の場合、退職した後も補償を継続させることが可能です。

しかし保険料の支払方法を給与天引きから変更しておかないと、保険が失効してしまいます!!

 

デメリット2:支払方法を選べない

 

保険料の支払方法は基本的に、給与天引きしか選べません!!

したがって、「クレカで払ってポイントを貯めたい」という方には不向きです。

 

デメリット3:保険会社を選べない

 

会社が提携している保険会社で、保険に加入することになります。

自分の入りたい保険会社があったとしても、そこを選ぶことはできません!!

 

デメリット4:保険料を把握しづらい

 

保険料は社会保険料などと一緒に、給料から天引きされます。

したがって、保険料をいくら払っているか知らない人が多いです!!

 

退職後の手続きについて

 

 

退職後の手続きについて、団体契約と団体扱契約に分けて説明しましょう!!

いずれの場合も、しっかりと手続きをして保障が切れないよう注意してください。

 

団体契約

 

保険期間の途中に退職した場合、満期までは引き続き団体割引があります!!

保険料は退職時に、残り期間の分をまとめて支払う形になりますね。

もしくは集金代行会社を経由して、支払う場合もあります。

 

そして満期が来た時点で、別の一般的な自動車保険に切り替えることになります!!

会社によっては、退職者でも団体契約を続けられるところがありますが・・・

退職理由や年齢によっては継続できなかったり、割引率が悪くなるので注意が必要です。

 

団なお普通の自動車保険に切り替える際、等級はそのまま次の保険に引き継げます!!

参考:事故を起こすと割引率が下がる!自動車保険の等級制度とは?

「団体保険を抜けたら等級がふりだしに戻る」と考える方がいますが、そうはならないので安心してください。

 

団体扱契約

 

団体扱契約は退職後も引き続き、その自動車保険を継続することができます。

ただし退職したら給与天引きで保険料が支払えなくなるので、支払い方法の変更手続きが必要です!!

 

保険業務に20年以上たずさわってきた中で、私は退職後の無保険者を何人か見てきました。

退職時は色々とゴタゴタするので、つい自動車保険の手続きは忘れてしまうのでしょうね。

そのような状態で交通事故を起こすと大変な目にあうので、十分にご注意ください。

 

団体保険は少なくなっている

 

 

最近は給与天引きよりクレジットカード払いを選ぶ方が、若い世代を中心に増えています。

また保険請求をするとき、会社(契約者)を通さないといけないのをイヤがる人も多いです。

したがって、団体保険を利用される方はだんだんと少なくなっています!!

 

さらに会社の人員削減や統廃合などで、団体保険が減っているのも事実です。

なぜなら決められた人数以上じゃないと、自動車保険を団体扱いとすることができないから!!

 

したがって加入人数が減れば、「団体保険ではなくなりました」となる可能性があります。

またなくなるまではいかなくても、割引率が悪くなったりしますよ。

 

自動車保険の見直しや相談なら

 

 

中断の手続きに限らず、自動車保険のことなら私たちハロー保険にご相談ください!!

 

私たちハロー保険はおかげさまで、8,000人ものお客さまを担当しています。

毎日何件もの契約業務や事故対応を行っているので、経験豊富なスペシャリストがそろっているのです。

それぞれのお客さまの状況や要望をしっかりと聞いた上で、その人にとって最適な提案をしますよ。

 

もし遠方だったり相談に来る時間のない方は、下のネット見積もりサービスを使ってください。

参考:【無料】自動車保険を最大20社から一括見積もり比較 

 

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わざわざ複数の保険会社に出向くことなく、一番安くて最適な保険を見つけられるので便利です。

 

まとめ

 

会社で入る自動車保険には、「団体契約」と「団体扱い契約」の2種類があります。

どちらも保険料が通常より割安となり、普通の自動車保険に入るよりお得です。

しかし退職や人員削減でなくなる可能性もあるので、あくまでサブと考えましょう。

 

なお生命保険や医療保険の団体保険については、こちらを参考にしてください。

参考:団体扱いの生命保険は団体割引でお得?メリットとデメリット