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ここ最近、保険にまつわる不正が発生しています。
保険に携わっているものとして、どれも許しがたく大変残念です。
許されない不正が発覚
今月、大手中古車販売店による自動車保険金の不正請求がニュースで報じられました。
我が社も自動車保険の契約を多数お預かりしている中で、許されない事だと感じます!
まず、不正請求という行為は絶対に許されるものではありません。
保険はリスクを共有し、お客様が保険料を支払ってくださっていることによって成り立っています。
不正請求は不正確な情報を提供し、正当でない保険金を受け取ることで、保険制度の健全性を損なうものです。
「どうせ保険会社が払うのだから…」といった考え方は、根本的に誤ったものです。
不正請求が横行すれば、保険会社が支払う保険金が増えてしまいます。
すると保険料の引き上げを余儀なくされ、お客様の負担が増大する可能性があるのです。
自動車修理に関しては、一般の方々が専門家ではないことがほとんどです。
事故や故障に遭遇した際、修理業者から提示された見積もりに対して疑問を持たずにそのまま修理を依頼するのは仕方ありません。
しかし保険を悪用して過剰な修理費用を請求するのは、修理業者として許容されるべきではありません。
今回の不正請求は、報道によれば過度なノルマ達成のために行われた可能性があります。
自らの手で壊して修理費用をノルマに近づける…
それは、あってはならないことです。
保険会社もそれを黙認するとは…
いやはや、お客様の負担する保険料をなんだと思っているのかと腹も立ちます。
医療保険でも不正が
また私が主にご提案をしている医療保険でも、時を同じくして不正請求が報じられました!
自分の子供に食事を与えず、入院に追い込んで医療保険の入院給付金を不正に請求した事件です。
本当に、悲しくなりました。
私自身も医療保険の専門家として、お客様に最適な保険プランを提案し、ご契約を管理させていただいています。
特にお子様の医療保険については、親御さんが心からの愛情を込めて選択していることが多いです。
そのため、この不正請求事件はなおさら心が痛みます。
すべての親御さんが万が一のこと、将来のことを考えて保険料を負担して加入されます。
小さなお子様が自分から手を挙げて「医療保険に加入したい」と言うことはありません。
保護者として、将来の安心と安全を願って加入される方が多いです。
日本は社会保障制度が充実している一方で、任意保険への加入率が高い国でもあります。
これはお客様が自身や家族の健康や将来を大切に考えている証拠であり、保険の重要性を理解していると言えるでしょう。
同じような事件が起こらないよう、保険のプロとしてしっかり啓蒙していきたいです。
保険金は正当に支払われるべき
かつて、私の亡父も保険の事業に関わっておりました。
その父はつねづね、以下のように言っていましたよ。
「保険にはちゃんと入っておきなさい」
「一生を通して、保険に助けられる事があるはずだから」
保険は私たちの一生において、様々なリスクに備える重要なツールとして存在しています。
「一生を通して、保険に助けられることがあるはずだから」という言葉には、保険を長期的な視点で考える大切さを感じました。
あまり保険に興味のない息子たちも、生まれたての孫も、この遺言に沿って保険に加入させています。
そして実際に役に立った場面が何度もあるので、亡父の言葉が間違いではなかったことを改めて感じていますね。
保険料が必要な時に正当に給付されることは、お客様にとって非常に重要なことです!
皆さまが負担している保険料が将来に役立つものになることを、切に願っております。
お客様が安心して保険を利用できるよう、適切なアドバイスと情報提供に努めていく所存です。