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火災保険への加入を考えているお客さまから、たまに聞かれる質問です。
今日は火災保険の弁護士費用特約について、顧客数8,000人を超える保険代理店がお伝えします。
また実際に使って役に立った事例も、あわせて紹介しましょう。
弁護士費用特約とは
弁護士費用特約とは、もしものとき弁護士を無料で利用できるサービスです!
弁護士に頼んだり、法律相談したときの費用を保険が払ってくれます。
ケガを負わされたり財物に損害を受けたりして、損害賠償を請求するときに使えますよ。
その補償額は保険会社によって異なります。
ちなみに、東京海上日動火災保険だと「300万円」が限度額です。
弁護士費用特約(日常生活・自動車事故型)
補償を受けられる方(被保険者本人やそのご家族等)が、日本国内で発生した急激かつ偶然な外来の事故(自動車事故を含みます。)によって被った身体の障害または財物の損壊等について、相手方に法律上の損害賠償請求をするための弁護士費用および法律相談費用を補償します。
また、自動車事故のうち対人事故における刑事事件等の対応を行う場合の弁護士費用および法律相談費用を補償します。
支払限度額(1事故1被保険者あたり)300万円
※自動車事故のうち対人事故における刑事事件等の対応を行う場合は原則150万円
参考:https://www.tokiomarine-nichido.co.jp/
ちょっとした事故の賠償問題であれば、十分にまかなえる金額でしょう。
家族も補償対象になる
弁護士特約は通常、本人だけではなく家族も補償対象になります!
家族の範囲について、具体的には以下の通りです。
・配偶者
・本人または配偶者の同居の親族
・別居の未婚の子
ただし弁護士特約の詳細な条件は、保険会社や契約内容によって異なります。
具体的な条件や補償範囲など、くわしくは保険会社にお問い合わせください。
弁護士に任せるメリット
弁護士に任せるメリットは、以下のようにたくさんあります!
・治療に専念できる
・日常生活を続けられる
・賠償金が増える可能性がある
ではそれぞれについて、以下でくわしく説明しましょう。
治療に専念できる
ケガを負わされた場合、治療を受けながら事故の交渉を行うことになります。
これは肉体的にも、精神的にもツラいですよね…
弁護士に交渉をお願いすれば、自分はケガの治療に専念することができます。
日常生活を続けられる
損害賠償の請求など、法律が関わる交渉は面倒くさいものです。
平日の昼間に何度も電話がかかってきたり、裁判所に行ったり…
そこを弁護士にお願いできれば、自分は普段通り仕事や家事ができるのです。
賠償金が増える可能性がある
もし交渉の相手が弁護士などプロの場合、良いように言いくるめられることがあります。
しかしそこを弁護士さんにお願いすれば、適正な金額でキッチリ交渉を行ってくれるのです。
したがって自分で交渉するよりも、もらえる賠償金は増えるかもしれません。
自動車保険との違い
弁護士費用特約は自動車保険にもあります。
参考:自動車保険に弁護士特約は必要ない?実際に使ってみた事例
では自動車保険と火災保険で、何が違うのでしょうか?
自動車保険の弁護士費用特約は、事故が契約車両に限定されることが多いです。
一方で火災保険は日常生活での事故もカバーしている場合が多く、使用範囲が広く設定されています!
たとえば、以下のような事例ですね、
・歩行中に自転車にぶつけられケガをした
・バッグを盗難された(加害者が判明しているケース)
・マンションの上の階で水漏れが発生し、洋服が汚損した
参考:https://www.tokiomarine-nichido.co.jp/
ただし自動車保険でも、日常生活の被害までカバーできるものがあったりします。
また火災保険も車両に搭乗中の事故は適用されないものがあったりするので、確認が必要です。
火災保険に付けるべきか
火災保険に弁護士費用特約は付けるべきなのでしょうか?
上で述べたように、火災保険の弁護士費用特約は自動車保険よりも補償範囲が広いことが多いです。
そのため自動車での事故対策も含めて、より広い範囲に備えておくことができます!
ただしこれ、自動車保険と火災保険の弁護士費用特約の適用範囲をちゃんと確認してから決めましょう。
自動車保険の特約でも補償範囲が広い場合がありますし、火災保険の特約でも補償範囲が制限されていることがあります。
弁護士費用特約の保険料は月々数百円とわずかです。
子どもの思わぬ事故など、トラブル発生リスクの高いファミリー層などは加入を検討しておくと安心です。
また自動車だけでなく徒歩や自転車での移動も多い方は、備えておいた方が良いでしょう!
弁護士特約の注意点
弁護士特約はもしものときに強い味方になりますが、注意点もあります。
それは主に、以下3点です!
・契約が重複する可能性が高い
・弁護士が選べない可能性あり
・利用するのに事前承認が必要
ではそれぞれについて、以下でくわしく説明しましょう。
契約が重複する可能性が高い
弁護士費用特約は一般的に、家族も補償の対象として含まれます。
したがって家族の誰かが契約していれば、ほかの家族が契約する必要はありません!
重複して契約している場合は保険料がムダなので、どちらか一方を解約しましょう。
複数の保険に弁護士費用特約を付けても、複数から保険金を受け取ることはできません。
お互いが入っていることを知らずに、重複しているパターンは本当に多いです。
弁護士が選べない可能性あり
弁護士特約では保険会社が推奨する、または指定する弁護士を使用することが一般的です。
したがって自分の選んだ弁護士だと、補償対象にならない可能性があります!
これは保険会社が弁護士や法律事務所と契約を結んでいて、既に確立した関係を持っているからです。
もしくは、事故に対する専門知識を持っている弁護士を推奨することもあります。
弁護士選びに苦労しない反面、自分が信頼する弁護士に依頼したくてもできない場合があるでしょう。
利用するのに事前承認が必要
弁護士費用特約を利用する際、事前に保険会社に連絡して承認を得る必要があります!
これは保険会社が補償範囲を確認し、適切な支払いを行うための手続きです。
事前に承認を得ないで弁護士に委任した場合、保険会社はその費用を補償しない可能性があります。
できるだけ早く交渉を進めて、なるべく早期に解決したいという気持ちはあるでしょう。
しかし余計な費用負担をしたくないのであれば。きちんと事前に承諾を得てください。
弁護士特約を使ってみた事例
最後、実際に弁護士特約を使って役に立った事例を紹介しましょう!!
まずは弁護士に相談した結果、過失割合が有利になった話です。
参考:いつ決まる?誰が決める?自動車で交通事故した時の過失割合
これから「交通事故で弁護士特約使って弁護士に処理を依頼したらものすごく助かった」話をします。
— のーないすこうぷ (@nonaiscope) 2018年12月21日
事故の内容はもらい事故。当方は可能な限りの回避行動をとっているので非難される覚えはないと思っていたけど、10-0案件でもないだろうし、さてどうしたものかと保険会社に相談。
当方保険会社「10-0っぽいし、うちでやれることなさそうです」
相手方保険会社「5-5です」途方に暮れたよね
— のーないすこうぷ (@nonaiscope) 2018年12月21日
この時点で自分の保険会社含めて「お前らの言うことなんて何一つ信用できん」って状態だったので、法律に明るい友人に相談し、弁護士を紹介してもらう。そして、当方保険会社に「納得いかないので、特約で弁護士を選任しました。よろしく」とだけ連絡。保険会社に電話したのはこれで最後。
— のーないすこうぷ (@nonaiscope) 2018年12月21日
以後、弁護士とは一度面談をしただけで、あとは何一つ生活に影響なく交渉は進む。修理も見積もりを見せたら「絶対通ります。出しちゃってください」と太鼓判押してくれたので、安心して決着前に修理出せた。もちろん相手からの文句はなかった。
— のーないすこうぷ (@nonaiscope) 2018年12月21日
相手からの文書はすべて弁護士が解説つけてから転送してくれるし、相手の見積もりで微妙な部分があった際は、あらかじめケチつけてくれていたし、最後は「これはこういう理由で修理必要だと思います」とすべての項目で説明してくれたので、こちらも納得して相手の見積もりを受け入れられた。
— のーないすこうぷ (@nonaiscope) 2018年12月21日
何より、忙しい仕事の合間、苦手な電話応対を一切することなく、定期的にメールで進捗状況を確認するだけで交渉が進んでいくことが本当によかった。感情に絡んだストレスためるのが一番鬱陶しいし。
— のーないすこうぷ (@nonaiscope) 2018年12月21日
最終的には9-1で決着つきました。この話は以上です。弁護士特約、弁護士特約を付けるのです。そして、プロに任せるのです。
— のーないすこうぷ (@nonaiscope) 2018年12月21日
この方は弁護士特約を使えて、本当に良かったですね。
ちなみに「保険会社の対応が悪い」というのは、私たちハロー保険のような代理店をかませることで解決できますよ!!
参考: 自動車保険|代理店型とダイレクト(通販)型のメリットを比較
さて次は弁護士に相談した結果、支払われる保険金が大きく増額した話です。
学生時代に二輪車対車で事故、自分が二輪車で轢かれて責任は6:4。
正直自分に落ち度があったので、比率は問題ではない。
膝蓋骨・脛骨・腓骨の解放骨折で手術を要した。靭帯や半月板もぐちゃぐちゃ。
リハビリを経ても日常生活で膝崩れが頻発。— たぬきち 5連直 fin (@TOTB1984) 2018年12月21日
ただ、高額療養費制度のおかげでさほどお金はかからず。
自賠責保険からの提示額は80万円。
まぁ生きてたし軽い障害が残ってもいいか、くらいに思った。
友人とのラオス旅行に行けなかったのは残念だったが…— たぬきち 5連直 fin (@TOTB1984) 2018年12月21日
ただふと、
弁護士に相談してみれば、もうちょっとお金もらえないかな。言い値で納得するのも癪だし。
と思って弁護士に相談してみた。
相談料は30分5000円
学生には大金だったが、今思えば良心的かもしれない。
ご高齢の弁護士だった。— たぬきち 5連直 fin (@TOTB1984) 2018年12月21日
するとこれまでの判例集を持ち出してきて、
君の症状ならこのあたりの判例を使うと、もうちょっとお金が貰えるかもね。
医学のことは全然分からないし、君は医学生でしょ。あとは任せた。
みたいな感じで15分程度で終わり。
下肢の機能障害の判例を片っ端からコピーした。— たぬきち 5連直 fin (@TOTB1984) 2018年12月21日
するとどうやら、下肢の機能障害つまり後遺症として認定されれば、
今後の期待余命×事故により被る金銭的不利益
の分だけお金が貰えるとのこと。
ただし、その認定はあくまで判例に基づくのでMRIやCTでの認定は無かった。— たぬきち 5連直 fin (@TOTB1984) 2018年12月21日
判例によると
“ストレスレントゲン”
と言う、負荷をかけるとどれだけ膝のズレがあるか、という謎の検査を行っていた。
負荷前後で脛骨長軸方向と膝蓋骨の位置にどれだけズレが生じるか、という検査である。
膝を専門にする整形外科主治医に相談した。— たぬきち 5連直 fin (@TOTB1984) 2018年12月21日
そのDrも、
医者になってからそんな検査した事ないけど、MRIじゃダメなの?
と言っていたが、いかんせんMRIの判例は無かった。
非常に協力的なDrで、謎のストレスレントゲンテストを施行してくれた。
付き合って頂いて感謝している。— たぬきち 5連直 fin (@TOTB1984) 2018年12月21日
んで、その検査結果と診断書と判例集を添えて自賠責に再度提出したら
80万円→1200万円へup
今後の期待余命×障害の程度が、その程度はあると判断された。
何事もやってみるものである。
事故相手の負担ではなく、あくまで自賠責からの支払い。— たぬきち 5連直 fin (@TOTB1984) 2018年12月21日
このように弁護士を使うことによって、問題がスムーズかつ有利に解決します。
弁護士費用特約に入るなら
弁護士費用特約への加入を考えている人は、ぜひ私たちハロー保険にご相談ください!
私たちハロー保険はおかげさまで、8,000人ものお客さまを担当しています。
毎日何件もの契約業務や事故対応を行っているので、経験豊富なスペシャリストがそろっているのです。
それぞれのお客さまの状況や要望をしっかりと聞いた上で、その人にとって最適な提案をしますよ。
もし遠方だったり相談に来る時間のない方は、下のネット見積もりサービスを使ってください!
3分ぐらいで簡単に入力が完了し、一度に最大15社の火災保険の見積もりを無料で取れます。
わざわざ複数の保険会社に出向くことなく、あなたに最適な保険を比較して見つけられるので便利です。
まとめ
必要ないと考えられがちな「弁護士費用特約」は、意外と使えるサービスです。
事故で相手と直接交渉しなければならないときなど、とても重宝します。
自分で交渉するより、弁護士さんにお願いする方がメリットたくさんありますよ。