記事内には広告を含む場合があります
自動車保険を契約中のお客さまから、たまに聞かれる質問です。
今日は自動車保険を途中解約するデメリットについて、顧客数8,000人を超える保険代理店がお伝えしましょう。
また違約金や解約返戻金についても、くわしく説明しましょう。
遠方にお住みでハロー保険に来れないという方は、下の見積もりサービスを使ってください。
3分ぐらいで簡単に入力が完了し、一度に最大20社の自動車保険の見積もりを無料で取れます!
もくじ
途中解約でも違約金はない
自動車保険は通常、1年契約となっています。
しかし車を手放したり他の保険会社に乗り換えるなどの場合、途中解約は可能です。
この際、違約金を支払う必要は基本的にはありません!
解約手続きを行うと、未使用分の保険料が払い戻されます。
1年分の保険料から、実際に保険に入っていた期間分の保険料を引いた残額が戻ってくるのです。
これを「解約返戻金」と言いますが、これには注意が必要となります。
解約返戻金は少なくなる
解約返戻金は、支払った金額より少なくなる場合がほとんどです!
この解約返戻金は「短期率」というもので計算されます。
具体的には、以下のような数字が保険会社ごとに設定されているのです。
期間 | 短期率 |
7日まで | 10% |
15日まで | 15% |
1か月まで | 25% |
2か月まで | 35% |
3か月まで | 45% |
4か月まで | 55% |
5か月まで | 65% |
6か月まで | 70% |
7か月まで | 75% |
8か月まで | 80% |
9か月まで | 85% |
10か月まで | 90% |
11か月まで | 95% |
12か月まで | 100% |
簡単に説明すると、これは保険会社の取り分を表しています。
たとえば6か月目(半年)に解約したら、支払った分の70%が保険会社の取り分です。
残り30%が解約返戻金として、自分のもとに戻ってくるということ。
つまり半年で解約しても、保険料の半分がまるまる戻ってくるわけではありません!
ただし、これは各保険会社によって異なります。
くわしくは、ご自身の保険会社に確認してください。
月払いだと損失が少ない
月払いの場合、自動車保険を使用した月まで支払えばそれで終わりです!
違約金や解約手数料などのペナルティーは、特にありません。
月払いにすると、年間の保険料が5%割増になります。
しかし中途解約という面で考えたら、月払いの方がお得ですね。
参考:自動車保険は月払いが可能!年払いとの違いやデメリットは?
何らかの事情で、数か月だけ自動車に乗りたいという場合もあるでしょう。
その場合は中途解約を前提に自動車保険に加入し、支払方法を月払いにすることで対応します。
参考:1か月だけ車に乗りたい!自動車保険に短期加入する方法は?
保険の始期日によって、保険料の支払日は異なります。
支払日までに解約手続きができなければ、新たに1か月分の保険料を支払うことになるので注意しましょう。
日割り計算による返金は、基本的に行われません。
3年契約の途中解約はデメリット大きい
自動車保険は基本的に、1年契約です。
しかし保険会社によっては3年契約など、長期の契約も扱っています。
長期契約の途中解約は以下3点で不利となり、デメリットが大きいです!
・等級の変動
・割引の不適用
・解約返戻金の額
ではそれぞれについて、以下でくわしく説明しましょう。
等級の変動
長期契約では、契約期間中に起こった事故が等級に影響を及ぼさないようになっています。
つまり事故を起こしても、契約更新時までは等級が下がることはありません。
しかし途中解約をした場合、その時点での事故履歴に基づいて新たな等級が設定されます。
割引の不適用
一部の保険会社では、長期契約者に対して割引を適用することがあります。
これは、契約を長期で続けてくれるお客さまを評価するための措置です。
しかし途中解約を行うと、このような割引を失う可能性があります。
解約返戻金の額
解約返戻金は基本的に、残っている期間が多いほど不利になります。
長期契約だと未経過の期間も長くなりがちなので、戻ってくる保険料が少ない可能性があるのです。
また保険会社によっては「短期割増料金」を設けているところもあります。
途中解約のデメリット
解約返戻金の他に、途中解約のデメリットは以下2つがあります!
・等級が不利になる
・無保険期間が生じるリスクがある
ではそれぞれについて、以下でくわしく説明しましょう。
等級が不利になる
自動車保険は1年間無事故だと、等級が上がって保険料が安くなる「等級制度」があります。
参考:自動車保険で自分の等級の調べ方は?6等級や20等級の割引率表
しかし途中解約してしまうと、その契約期間についてはノーカウントです!
それまで無事故だったとしても、残念ながら等級は上がりません。
この場合、新しい保険を契約してから1年経過後にようやく等級が上がります。
逆に事故をしてしまい、自動車保険の補償を使った場合もあるでしょう。
その後すぐに自動車保険をやめたとしても、次の自動車保険の契約時にはしっかりと等級が下がります。
こちらの場合、ノーカウントになりません。
また次の自動車保険の契約までに間が空くと、等級を引き継げないことがあります!
途中解約の場合、解約日と新しい保険の開始日が同一であることが等級引き継ぎの条件となることが多いです。
もし空白期間ができた場合、再び6等級からのスタートとなってしまいます。
無保険期間が生じるリスクがある
自動車保険を途中解約して新しい保険に乗り換える際、無保険の期間が生じるリスクがあります!
その期間中に事故を起こした場合、その損害は全額が自己負担となるのです。
また、保険の重複期間についても注意が必要です。
新旧の保険契約が重複すると、その期間に二重の保険料を支払うことになります。
古い保険を解約してから新しい保険を契約しようとすると、手続きに時間がかかって無保険期間が生じがちです。
かといって新しい保険を早めに手続きして保険開始日を早めると、保険期間が重複して保険料がムダになります。
新しい保険の開始日と古い保険の解約日をうまく調整することが重要です。
乗り換えは満期まで待とう
他の自動車保険に乗り換えるために今の保険を解約するなら、満期まで待った方が良いです!
「こっちに切り替えると月々の保険料が安くなる」と言われ、自動車保険を解約してしまう人はたくさんいます。
しかし解約返戻金で戻ってこない分や、等級が上がらないことで発生する損失を考えていないことが多いです。
そういう人は「月々の保険料は安くてもトータルで考えたら損していた」ということによくなっています。
特に「もうすぐ満期が来る」といった場合なら、なおさら解約を待った方が良いです。
どうせ解約返戻金は、ほとんどあってないようなもの。
満期までしっかりと保有し、等級が1つ上がってから乗り換えた方がお得です。
私たちハロー保険は特別な事情がある場合を除き、満期直前でお客さまに自動車保険を解約させることは100%ありません。
車を手放すなら中断証明書
車を手放すので自動車保険を解約するという場合は、「中断証明書」を発行してもらいましょう!
これを発行することで、また新しく自動車保険を契約するときに等級を引き継げるようになります。
したがって、また新規で入り直しても保険料が安いところからスタートするのです。
中断証明書は最長で10年間は有効で、活用しなくてもペナルティーはありません。
また中断手続きに際して、何か特別にお金がかかってくることもないのです。
なのでとりあえず、中断証明書は作っておきましょう。
中断証明書について、くわしくは下の記事を読んでみてください。
参考:乗らない期間は自動車保険を中断?解約より保険料が安くなる理由
解約手続きは簡単
解約の手続き自体は、とても簡単にできます!!
保険担当者に「解約したい」と連絡すれば、すぐに手続きを始めてくれるでしょう。
基本的には対面で解約にかかわる説明を受け、解約申込書を受け取ります。
それに必要事項を記入して保険証券と一緒に返せば、手続きはすべて完了です。
遠方などで対面の手続きが難しい場合は、電話での説明となります。
その後に書類が郵送で送られてくるので、必要事項を記入し保険証券と一緒に返信しましょう。
ただし最近は、電話やネットにて解約が完了する保険会社なんかもあったりします。
それぞれの保険会社によって手続きは異なるので、くわしくはご自身の保険担当者にご相談ください。
解約手続きでは、解約日を間違えずに伝えましょう。
ここを間違えると、ムダな保険料を払ったり等級が引き継がれない可能性があります。
自動車保険の見直しなら
自動車保険の見直しなら、ぜひ私たちハロー保険にご相談ください!
私たちハロー保険はおかげさまで、8,000人ものお客さまを担当しています。
毎日何件もの契約業務や事故対応を行っているので、経験豊富なスペシャリストがそろっているのです。
それぞれのお客さまの状況や要望をしっかりと聞いた上で、その人にとって最適な提案をしますよ。
もし遠方だったり相談に来る時間のない方は、下のネット見積もりサービスを使ってください。
3分ぐらいで簡単に入力が完了し、一度に最大20社の自動車保険の見積もりを無料で取れます!
わざわざ複数の保険会社に出向くことなく、一番安くて最適な保険を見つけられるので便利です。
まとめ
自動車保険の中途解約は解約返戻金が少なく、また無事故でも等級が上がらないので損をする可能性が高いです。
なので自動車保険を乗り換えるために解約する場合は、満期が来るまで待った方が良いでしょう。
また車を手放すために自動車保険を解約する人は、中断証明書を発行しておいた方が良いです。