新しく免許を取り、これから車に乗る若い方からよく聞かれる質問です。
今日は若者の自動車保険が高い理由について、鳥取で80年続く保険代理店がくわしくお伝えしましょう!!
また保険料を安くする方法についても、あわせて書いていきます。
若者の自動車保険が高い理由
なぜ若い人の自動車保険は、料金が高くなってしまうのでしょうか??
それは主に、以下2つの理由があります!!
・事故率が高い
・割引率が低い
ではそれぞれについて、以下でくわしく説明しましょう。
事故率が高い
免許を取りたての若者はまだ運転の経験があさいのに、スピードを出しがちです。
したがって他の年代より事故が多く、しかもその損害は大きくなる傾向にあります。
実際に統計を見てみると、10代の事故率はずば抜けて高いです!!
なので保険料も、それにあわせて高く設定されています。
割引率が低い
自動車保険には、「ノンフリート等級別割引・割増制度」というものがあります。
これは保険を使う事故を起こさなければ等級が上がって、保険料の割引率が上がる制度です。
参考:事故を起こすと割引率が下がる!自動車保険の等級制度とは?
初めて車に乗る若い人は、当然ながら自動車保険にも初めて入ります。
そして新規の自動車保険は6等級からで、保険料の高いところからスタートとなるのです。
実際に21歳未満で6等級だと、保険料は28%も割増となります!!
年齢条件 | 6等級 |
全年齢補償 | 28%割増 |
21歳以上補償 | 3%割増 |
26歳以上補償 | 9%割引 |
若者の自動車離れ
この自動車保険の高さは、若者のクルマ離れの一因となっています!!
給料の少ない10代・20代にとって、多額の保険料負担は避けたいからです。
2012年の調査によると、自動車に関心のある比率は以下のように減っています。
対象 | 2001年 | 2011年 | 比率の変化 |
---|---|---|---|
20代男性 | 71.2% | 41.8% | -29.4% |
30代男性 | 76.7% | 54.5% | -22.2% |
40代男性 | 71.4% | 66.5% | -4.9% |
20代女性 | 52.2% | 26.9% | -25.3% |
30代女性 | 46.0% | 30.0% | -16.0% |
40代女性 | 33.3% | 32.4% | -0.9% |
この状況が続くと、将来的に車に乗る人は少なくなっていくでしょう。
結果的に自動車保険に入る人も減り、保険会社の収入はなくなってしまいます。
また若者の無保険車が増える原因ともなり、被害者の救済が難しくなるでしょう。
実際に公道を走る無保険車の割合は増えており、現在は4分の1もの車が無保険です!!
保険会社の取り組み
各保険会社はこの状況を打破しようと、若者向けに保険料が安くなる自動車保険を色々と開発しています。
具体的には、以下のような商品です!!
・借りた車専用の保険
・新規契約専用の保険
・ゴールド免許向けの保険
ではそれぞれについて、以下でくわしく説明しましょう。
借りた車専用の保険
「東京海上日動」は、知人や友人から車を借りて運転する人向けの保険を作っています。
参考:当日でもワンコインで自動車保険に入れる!1日保険とは?
24時間単位で500円からと、加入しやすく合理的な商品内容としているほか・・・
その保険を使って事故がなければ、新たに自動車保険に加入する際に最大20%もの割引が効くのです!!
新規契約専用の保険
「三井住友海上」は、初めて自動車を持つ人向けの保険を作っています。
基本の補償をセットにして、分かりやすい商品内容にしているほか・・・
通常の自動車保険と比べて、保険料を6~12%割り引いていますよ!!
ゴールド免許向けの保険
「損保ジャパン日本興亜」は、20代前半のゴールド免許取得者向けの保険を作っています。
26歳未満のゴールド免許取得者の割引率は、これまで6%でしたが・・・
これを他の年代と変わらず、12%に拡大しましたよ!!
保険料を安くする方法
保険料をおさえるには、上記のような若者向けの保険に入るのが良いでしょう。
しかしそれ以外にも、保険料を安くする方法は色々とあります。
それは、以下の5つです!!
・家族の等級を引き継ぐ
・不必要な補償をけずる
・保険料の安い車を選ぶ
・車の運転手を限定する
・車の使い道を限定する
参考:【超初心者編】自動車保険の選び方のポイントは?保険料を安くするコツ
ではそれぞれについて、以下でくわしく説明しましょう。
家族の等級を引き継ぐ
同居の親族の等級が高い保険を子供にゆずるのは、とても良い方法です。
等級にもよりますが、20%以上の割引を適用させることもできます!!
同居の親族なので、親の保険をあげられることはもちろんのこと・・・
車に乗らなくなった、祖父母や兄弟の保険もゆずることが可能です。
不必要な補償をけずる
自動車保険の補償で不必要な部分をけずると、保険料を安くすることができます。
特に自分の車の修理代を補償する「車両保険」をけずると、大きく節約が可能です!!
参考:自動車保険の車両保険とは?補償内容や一般とエコノミーの違い
車両保険には「一般」と「エコノミー」があり、後者を選ぶと補償範囲は限定されますが保険料は安くなります。
また免責金額(自己負担額)を増やすことで、保険料をおさえることもできるでしょう。
保険料の安い車を選ぶ
あなたが乗る車の「車種」や「型式」などでも、保険料は変わってきます。
「事故の多い車」というのは統計で分かっているので、そういった車に乗っている人は保険料が高くなるのです。
たとえば、スポーツカータイプは保険料が高くなる傾向にあります。
また軽自動車を選ぶと、普通車より保険料が安くなる可能性が高いでしょう。
車の運転手を限定する
運転手の範囲を限定することで、自動車保険の保険料を安くすることが可能です。
多くの自動車保険は、「本人限定」「本人・夫婦限定」「限定なし」の3つに分かれています!!
もし車を運転するのが自分だけなら、自動車保険を「本人限定」にしましょう。
限定のしばりが厳しいほど、保険料は安くなります。
車の使い道を限定する
車の使い道を限定することで、自動車保険の保険料を安くすることが可能です。
多くの自動車保険は、「日常レジャー」「通勤通学」「業務」の3つに分かれています!!
たとえば車の用途を「日常レジャー」とすると、保険料を節約できるでしょう。
ただし年間を通じて月に平均15日以上、仕事・通勤・通学に車を使っていない場合のみです。
家族の等級をゆずるべし
上記の方法の中でも特に、「家族の等級を引き継ぐ」は効果絶大です。
10年単位や家族単位で見ると、累計で10~30万円も得することがあります!!
自動車保険は通常、何年も継続して保険料を払っていくことになるでしょう。
そこで間違った入り方をしてしまうと、その間ずっと損をすることになります。
たとえば等級が6スタートと7スタートでは、下図のように保険料の差が毎年ずっと発生するのです!!
若者向けの自動車保険なら
若者向けの自動車保険のことなら、ぜひ私たちハロー保険にご相談ください!!
私たちハロー保険はおかげさまで、8,000人ものお客さまを担当しています。
毎日何件もの契約業務や事故対応を行っているので、経験豊富なスペシャリストがそろっているのです。
それぞれのお客さまの状況や要望をしっかりと聞いた上で、その人にとって最適な提案をしますよ。
もし遠方だったり相談に来る時間のない方は、下のネット見積もりサービスを使ってください。
3分ぐらいで簡単に入力が完了し、一度に最大20社の自動車保険の見積もりを無料で取れます!!
わざわざ複数の保険会社に出向くことなく、一番安くて最適な保険を見つけられるので便利です。
まとめ
若者の自動車保険が高いのは、「事故率が高い」のと「割引率が低い」のが原因です。
これに対抗するには若者向けの保険に入るか、保険料を安くする工夫をすべきでしょう。
中でも「家族の等級を引き継ぐ」のは節約額がとても大きく、おすすめの方法です。