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火災保険の保険金額とは?ムダのない補償額の決め方や目安は?

 

火災保険の保険金額ってなんですか??

ムダのない補償額の決め方や目安は??

火災保険を考えているお客さまから、よく聞かれる質問です。

 

保険になじみのない方にとって、保険金額とは何を指すのかよく分からないでしょう。

またどうせ入るなら、過不足のないようシッカリと火災保険に入りたいと誰もが考えるはずです。

今回は火災保険の保険金額について、鳥取で90年続く保険代理店が分かりやすくお伝えします!!

 

火災保険の保険金額とは

 

 

火災保険の保険金額とは、火災保険を契約する金額のことです!!

火事などで家が損害を受けたとき、保険会社が支払う保険金の上限となります。

 

たとえば保険金額3,000万円の火災保険に入っていて、家が火事になったとしましょう。

幸いにも被害が小さく200万円で家が修理できるなら、火災保険からは200万円が出ますし・・・

全焼してイチから家を建て直さなければならないとなったら、最大で3,000万円が出ます。

 

ただし免責金額が設定してある場合は、その金額が引かれるので注意してください。

参考:火災保険の免責金額とは?いくらに設定するのがおすすめ?

 

この保険金額は、以下で説明する「評価額」参考に設定しますよ!!

 

評価額の種類

 

 

評価額とは、火災保険をかける建物の価値がいくらか金額にしたものです!!

この評価額を調べる方法には、「新価額」と「時価額」の2種類があります。

ではそれぞれ、以下にくわしく説明しましょう。

 

1. 新価額

 

 

新価額とは、新品に立て直すために必要な金額です!!

「再調達価額」や「再取得価額」とも言います。

 

たとえば10年前に、3,000万円で家を建てたとしましょう

今この家と同等の家を新築すると、物価が上がっているので3,500万円が必要となります。

この場合、3,500万円がこの家の「新価額」です。

 

この「新価額」保険金額に設定した場合最大3,500万円が火災保険から出ます。

したがって全焼などの被害にあったら、以前と同じような家保険金だけで建てられるでしょう。

しかし次に紹介する時価額設定した場合より、保険料が高くなります。

 

2. 時価額

 

 

時価額とは、上の新価額から年数経過による劣化分を引いた金額です!!

 

先ほどの例に出てきた、新価額3,500万円の家で考えましょう

たとえばこの家を10年使ってきたことによる劣化分が、マイナス1,500万円とします。

すると3,500万円から1,500万円を引いた2,000万円が、この家の「時価額」です。

 

この「時価額」保険金額に設定した場合最大でも2,000万円までしか保険金は出ません。

したがって全焼などの被害にあって以前と同じような家を建てる場合、不足分を自分で補う必要があるでしょう。

しかしそれだけ保険料は安くおさえることができます。

 

保険金額の決め方

 

 

保険金額の設定方法には、以下の3種類があります!!

 

1. 一部保険

2. 超過保険

3. 全部保険

 

この中には、とても損をしているケースがあります!!

なのであなたの火災保険がどのパターンに属しているか、しっかり確認してください。

ではそれぞれ、以下にくわしく説明しましょう。

 

1. 一部保険

 

 

一部保険とは、「新価額」より「保険金額」が低い火災保険です!!

建物の評価より保険金額が低いので、万が一のときに保険金が不足する可能性があります。

 

特に昔の契約でよくある、「比例てん補型」の火災保険には注意してください!!

これは評価より保険金額が不足している場合、その不足割合に応じて保険金が減額される保険です。

 

たとえば2,000万円の家を建て保険金額1,000万円の火災保険に入ったとしましょう。

そして家が半焼となり、1,000万円の被害にあったとします

 

このとき比例てん補型の火災保険だと1,000万円ではなく500万円しか保険金は支払われません

これは、建物の価値の50%分しか保険に入らなかったためです。

 

2. 超過保険

 

 

超過保険とは、「新価額」より「保険金額」が高い火災保険です!!

建物の価値より保険金額が高いので、保険料を払いすぎています

 

保険金というのは建物の評価額を超えた分は支払われません

評価額2,000万円の建物に2,500万円の保険をかけても、最大2,000万円しか保険金は支払われないのです

 

したがって評価額を超えた分に対する保険料は、全額ムダとなってしまいます。

参考:火災保険に2つ加入?複数(重複)契約はメリットないのでやめよう

 

3. 全部保険

 

 

全部保険とは、「新価額」と保険金額」が同じ火災保険です!!

保険料にムダがなく、万が一のときには十分な補償を受けられます。

 

ムダのない補償額の目安

 

 

したがって火災保険の補償額を決める際には、新価を目安に契約するのが良いです!!

火災保険に新たに入る場合や見直すときには、全部保険となるように考えてください。

 

ただ個人的には、保険金額より補償内容を充実させた方が良いと思います。

なぜなら保険金額が多くても、保険金が出なければ意味がないから!!

 

保険料を安くしたい方は極端な話、保険金額を最低まで落としても良いでしょう。

全損になっても頭金にはなるし、「次はマンション購入でもいいかな」と対応できます。

 

ただし洪水で壊滅的な被害を受けたのに、「水災では保険金が出ない」となったら最悪です。

参考:大雨で土砂崩れやがけ崩れ!土砂災害は火災保険で補償されるか?

そうならないためにも、保険金額より補償内容の方を重視しましょう!!

 

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それぞれのお客さまの状況や要望をしっかりと聞いた上で、その人にとって最適な提案をしますよ。

 

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まとめ

 

火災保険の保険金額とは、保険会社が支払う保険金の限度額です。

保険金額は「新価額」や「時価額」といった、評価額をもとに設定します。

保険金額を新価額と同じにすることで、ムダなく十分に補償のある火災保険となりますよ。

 

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参考:火災保険10年でいくら払ってる?保険料の平均相場を知る方法